アゲハチョウの飼育ノウハウはFAQにまとめてあります。

【検証】アゲハチョウの卵が孵化するまで 産卵時期や場所は?

アゲハチョウの卵を見つけようと思っていますか? あるいは家にありますか?

孵化するのを待っているところでしょうか。

この記事では次の質問の答えが得られます。

●アゲハチョウは卵をどこに産むの?
●アゲハチョウは卵をいつ産むの?
●アゲハチョウは卵を何個産むの?
●卵の色や大きさは?
●卵の育て方は?
●孵化の様子はどんな感じ?
●孵化しない卵の見分け方は?

どうぞ参考になさってください。

 

アゲハチョウの卵

この記事のアゲハチョウとはナミアゲハのことです。

産卵場所

アゲハチョウは卵をどこに産むのでしょうか。

通常は食草(幼虫の餌になる植物)です。(後述しますが、無精卵なら所かまわず産みます)。

アゲハチョウの食草に関しては、こちらの記事 をご覧ください。

アゲハチョウはどのように食草を見分けるのか。

まず目視で近づき、匂いを嗅ぎ、味覚がある前脚で葉っぱに触れて確認します。

賢い。

と言っても、完璧ではありません。

うちのベランダで、柑橘の近くにあったシソ(食草ではない)の葉にも産んでいました。

たまには間違えます。

スポンサーリンク

 

産卵時期

アゲハチョウは卵をいつ産むのでしょうか。

概ね3~10月です。

越冬個体は早ければ3月に羽化、越冬し損ねた個体は10月頃まで生きるということ。

これは自然界での話です。

 

産卵個数

1個体の総産卵個数は200~300個

生存日数(自然界での寿命は概ね2週間)によって変わります。

成虫は1本の木の周りを飛びながら数個産卵し、別の木に移動します。

通常、1回の産卵行動で産む個数は複数個。1個しか産まないということは稀です。

 

スポンサーリンク

 

卵の色と大きさ

卵はどんな色でしょうか。

最初はこのような黄色。

孵化が近づくと、このようにくすんできます。

へぇー。

大きさはどれくらいでしょうか。

1~1.2mmほどです。

 

スポンサーリンク

 

卵の育て方

アゲハチョウは卵を産む時、葉っぱにうまくくっつけます。

卵は固定されていないと、孵化する時にころがってしまい、幼虫が出てこれなくなるかもしれません。

卵は一度葉っぱから取れてしまうと、もうくっつきませんので、細工が必要になります。

具体的な方法はこちらの記事でご覧ください。

アゲハ飼育日誌1920 卵を葉っぱにくっつける 細くなる
葉っぱから落ちた卵をくっつける方法 青虫は水様便をしてシュッと細くなる 落ち着かない蝶は虫かごに入れて暗幕で覆う

孵化した幼虫の育て方はこちらの記事でご覧ください。

【簡単】アゲハチョウ飼育完全ガイド 画像動画満載
アゲハチョウを飼育していますか? この記事をご覧になれば、初めての人でも簡単に飼育できるようになります。長年の経験に基づき、細部に至る点まで丁寧に書いていますので、どうぞ参考になさってください。画像や動画満載です。

 

アゲハチョウの孵化

孵化の様子

産卵後、卵にはどんな変化が現れるのでしょうか。

前述のとおり、卵は時間の経過と共に色がくすんできて、中の幼虫が見えてきます

孵化目前になると…

幼虫の口の動きまでわかりますね。

これは幼虫が出てくるところ。10倍速。

かわいっ!

概ね産卵後3~5日で孵化します。

 

スポンサーリンク

 

孵化しない卵の見分け方

ここでは無精卵と寄生された卵の特徴を挙げます。

無精卵

無精卵とは受精していない卵のこと。

アゲハチョウの雌は他のほとんどの生物と同様に、交尾していなくても産卵します。

無精卵は産卵後間もないと、有精卵と区別がつきません。しばらく経つと変化が生じます。

これはうちで保護していた蝶の無精卵。

このとおり、最初は有精卵と見分けがつきません。

カーテンに産んでいました。

どこにでも産むんやなぁ。

これが10日ほど経って、

こうなりました。

くすんだオレンジ色に変色し、歪にへこんでいます

これが無精卵の特徴。見るからに、だめそうですね。

この件がわかったいきさつに関しては、こちらの記事をご覧ください。

アゲハ飼育日誌1963 無精卵の特徴 人工餌のレシピ
ナミアゲハがまさかの産卵。有精卵か無精卵か。もしもの孵化に備え、アゲハ用人工餌のレシピを教えていただいたのですが…。

 

スポンサーリンク

 

寄生された卵

寄生された卵はどんな感じでしょうか。

色はモノトーン色です。

例えば、

これはおそらくタマゴコバチの蛹がひしめく卵。

時間が経つとこうなります。

見づらくてすみません。

これは穴が開いていますので、おそらく寄生虫が出ていった後でしょう。

寄生虫タマゴコバチに関しては、こちらの記事をご覧ください。

アゲハ飼育日誌1934 タマゴコバチ ”やくざ顔”無事羽化
かみさんが採ってきたのは黄色い卵と黒い卵。黒い卵からはタマゴコバチが出てくるかもしれません。”やくざ顔青虫”無事羽化。

 

まとめ

ということで、アゲハチョウの卵の特徴をまとめるとこうなります。

有精卵: 黄色から徐々に色がくすんで、中の幼虫が見えてくる。
無精卵: 黄色から徐々にくすんだオレンジ色に変わり、歪にへこむ。
寄生された卵: 黄色からモノトーン色に変わる。

無精卵の特徴が現れるまでには、産卵後10日程度かかります。

孵化しない卵はすべて無精卵か寄生された卵、というわけではありません。

同じ個体が同じ木に産んだ卵の一部だけが、寄生されているわけではないのに孵化しない、ということが時々あります。

 

スポンサーリンク

 

あとがき

以上、アゲハチョウの卵について書きました。

お役に立てば幸いです。

アゲハチョウの一生に関しては、こちらの記事をご覧ください。

【検証】アゲハチョウの一生 寿命はどれくらい?
アゲハチョウの一生はどのようなものなのでしょうか。寿命はどれくらいでしょうか。卵が孵化して、幼虫が蛹化して、蛹が羽化して、成虫になるまで、形体ごとにまとめました。どうぞ参考になさってください。

 

2018/8/17,2021/9/17

コメント

タイトルとURLをコピーしました