アゲハ飼育日誌2019年第34稿:
きょうは立秋。暦の上では秋になりました。都内は連日の猛暑、炎熱の日々。秋の気配はどこにもありません。
太陽にやられて幻を見てる~♫ #太陽病 #DOES
新たな卵採取
2019.8.5~6
幼虫2匹、あとは蛹だけという寂しいところに、かみさんが卵を持ち帰りましたが…
黄色い卵と黒い卵
黄色い卵と黒い卵がありました。
これはアオスジアゲハのきれいな卵。3個。
これと同じクスノキに黒い卵も付いていました。孵化は見込めない卵。袋に入れて、しばらく様子を見ることにしました。
なんでこんなことをしたのかと言うと、フォロワーさんから 前回の日誌 に書いた黒い卵は、タマゴコバチに寄生されているかもしれない、とのコメントをいただいたからです。
タマゴコバチ?
寄生されていれば、卵から大量のタマゴコバチが出てくるとのこと。あの卵は捨ててしまったので、代わりにこっちの卵を観察することにしました。
タマゴコバチ
タマゴコバチについて調べてみたところ、長野県農業関係試験場の農作物病害虫データベース にこう書いてありました。
昆虫のタマゴに寄生する小型のハチで、成虫になるまで卵の中で生活する内部寄生性である。キイロタマゴバチ、アワノメイガタマゴバチ、メアカタマゴバチ、ズイムシアカタマゴバチなどが知られている。いずれも成虫の体長が0.5~0.7mm程度、触角が大く翅が透明であるが内視ではほとんど確認できない。りん翅目(チョウ、ガ類)の卵に産卵するものが多い。寄生された卵は初めは外観上区別できないが、末期には黒く変色する。寄生してから10~14日間で卵に穴をあけて成虫が出てくる。
これがタマゴコバチです。
長野県農業関係試験場公式サイトより転載
果たしてこれが出てくるかどうか。
「寄生してから10~14日間で卵に穴をあけて成虫が出てくる」。いつ寄生したのか、それ以前に寄生しているのかどうかわかりませんので、気長に待つしかありません。
なーさん、ありがとうございます。結果はブログ上でご報告します。
2頭羽化
2019.8.6
前々回の日誌 に書いた蛹10匹のうちの2匹、3頭目と4頭目が羽化しました。
3頭目はアクリルケースで。
4頭目はエッグスタンドで。
これの前身は 今年の日誌30稿 に書いた”やくざ顔の青虫”。
寄生されているのではないかと心配していたので、無事に羽化して、ほっとしました。
あとがき
かみさんは餌の調達が面倒になり、これからはアオスジアゲハしか採ってこないと言っています。
アオスジアゲハの食草(クスノキ)なら、そこら中に生えているので問題ありません。クスノキは江戸川区の”区の木”になっていますので。
きょうは来年に備えて、山椒の葉を快く提供してくれていた人にマンゴーを届けていました。
溶けてしまいそうな 蝉時雨の中 遠い君を想う~♬
2019/8/8,2022/2/4
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