アゲハ飼育日誌2020年第3稿:
大寒を過ぎ、一年で最も寒い時期に入りました。
そんな時期でも、アゲハチョウが羽化したという話をちらほら聞きます。昨日は、外にアゲハチョウがいたので、うちに連れて帰って蜜を吸わせているというツイートがありました。
アゲハ愛にホッコリします。
新芽
2020.1.14
昨年の日誌63稿 に書いたとおり、餌対策でベランダの柑橘類を部屋の中に入れていましたが、

このとおり新芽が出てきました。
時々「きょうは新芽のご馳走だよ」とツイートしている人は、こんなふうに部屋で栽培しているんでしょうね。
卵はすべて無精卵だったので、もう必要ないのですが、このまま置いておくとのこと。
もう春の準備が始まっています。
冬の陽
2020.1.19
真冬を生きるナミアゲハ4頭。

晴れた日はこのように飼育ネットから出しますが、全員すりガラス越しの日向ぼっこになります。
前回の日誌 に書いたとおり、カーテンにとまれるのは1頭だけ。それも上の透明ガラスの所までは昇れません。
それでも、
このとおり陽が当たると幸せそうです。いや、幸せそうに見えます。

夕方。就寝前は卓上ライトの下で、ひと温まり。
また明日。
交尾の練習?
2020.1.19
昨年の日誌62稿 に、ナミアゲハが死ぬ間際になって、おしりを大きく開いたと書きました。
あれは把握器(valva)と呼ばれる雄の交尾器の一部と判明。生殖行動に未練があったのか。
チョウやトンボは交尾しながら飛びますが、あれは雄の把握器が雌の交尾器をしっかり挟んでいるのでできる芸当。
詳しくは こちらの記事 をご覧ください。
死ぬ間際でなくても、
雄は時々こうしています。交尾の練習ですか。
さすがにもう交尾はしないだろうと思い、飼育ネットの外では雄雌一緒にしていますが、別々にしたほうがいいかもしれません。
オオゴマダラ
2020.1.22
一姫はほとんど鱗粉がなくなりました。

ここまで白くなると、ナミアゲハというより、オオゴマダラに見えます。
ボロボロなのは元気な証拠。もう飛べませんが、前掲の動画のようにバタバタと力強く羽ばたきます。
で、こうなりました。
一太郎没
2020.1.22
小型化していたボロボロ3本脚のナミアゲハが死にました。
ライトで照らしてみると、

歪にふくらんだお腹に透明の液体がたまっているのがわかります。ハチミツをうまく消化できなかったのかもしれません。
50日以上は生きていたと思います。

最後のほうはとまり台にもうまくとまれないので、編み物の上で過ごしていました。
こんなになるまで生きてくれて、ありがとう。
2020/1/24,2024/6/15
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