アゲハ飼育日誌2020年第14稿:
政府の要請に応じ、不要不急の外出を控えているせいか、今年になって近所で飛んでいるアゲハを見たのは一度だけ。ナミアゲハでした。
アオスジアゲハはうちから飛んでいったのを見ただけ。それでも卵はあったので、いることは間違いなく、私が見ていないだけ。
アゲハ飼育全開の5月は季節的にも最良の月。春らんまん。春たけなわ。
今季初
2020.5.12~13
この時期は”今季初”が続きます。今回の”今季初”は、アオスジアゲハの卵採取&孵化。
かみさんをバイクの後ろに乗せて走っていたら、「いかにもいそう」と言うので、引き返して街路樹(クスノキ)の脇芽を覗いてみたら、ありました。
アオスジアゲハの卵2つ。(どっちもピンボケですみません)
うちに帰ってから、よく見ると、
2つとも孵化目前であることがわかりました。
予想どおり、翌日孵化。
今季初のずんぐりしゃもじ型誕生です。
アゲハの顔
これまで、いろいろなアゲハの「顔」を紹介してきましたが、今回はこの2つ。
ふり向けば顔
2020.5.15
ふり向くと、「顔」が現れます。
ナミアゲハ若齢幼虫の背中にも顔があったのでした。
猫? 驚いたような、何か言いたそうな顔。
キンカン顔
2020.5.16
ナミアゲハの幼虫が脱皮した後の顔に注目してください。
キンカン顔。
このあとすぐ黒くなります。
これは2齢から3齢に脱皮した直後、つまりお面が取れたすぐ後でした。
3齢から4齢の脱皮でもこうなるのではないかと思います。
第2陣
2020.5.15~17
アオスジアゲハ第2陣の卵(2つ)採取。
新芽がこのようなピンク色になるクスノキがあります。
孵化。
初齢幼虫。にぎやかですね。
雪の結晶のように見えます。かみさんは「カーニバルのよう」と言っていました。
これは4日前に孵化した2齢幼虫。
すでに、ずんぐりしゃもじ型になっています。
羽化しない
2020.5.19
今年の日誌8稿 に書いたアオスジアゲハの越冬蛹2匹が、いまだに羽化しません。
1匹はこのように若干色が濃くなったので、2週間くらい前に部屋の中に入れたのですが、それから全く変わっていません。
葉っぱが枯れて、張り巡らしてる糸が浮き上がってしまいました。
これは 昨年の日誌59稿 に書いてある蛹3匹のうちのどれかなので、蛹化したのは昨年11月下旬か遅くとも12月1日。半年近く経過しています。
最近、昨年の6月中旬に蛹化した蛹が、今年の4月中旬に羽化したというツイートを見ましたので、驚くほどのことはではありませんが。
ベランダのもう1匹は、最初のあざやな緑色のままです。
どちらも寄生されている様子はなく、病気でもなさそう。
気長に待つしかありません。
2020/5/19
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