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アゲハ飼育日誌2029 糸張り 樹液に酔う ジャコウアゲハ

アゲハ飼育日誌2020年第29稿:

今日は朝から台風のような強風が吹いています。

都知事選選挙運動最終日、新型コロナウィルス都内感染者3日連続100人超え、九州の記録的集中豪雨が心配な一日。

7月最初の飼育日誌。

蛹化前の糸張り

2020.6.27

アゲハの幼虫は蛹になる前、入念に糸を張り巡らします。

接写すると、

こんな感じ。

上部の輪っかは何重にも糸を重ねているので、釣り糸のように頑丈です。

おしりもしっかり固定。

このようにして、脱皮の激しい動きに備えます。

糸を吐く様子は こちらの記事 で、糸を掛けてくぐる様子と脱皮の様子は こちらの記事 でご覧になれます。

樹液に酔う

2020.6.27

クスノキから天然の防虫剤、樟脳(しょうのう)ができることはご存じでしょう。

樟脳にはリラックス効果もあるとか。そのせいか、このアオスジアゲハの幼虫はクスノキの樹液を吸って、浮かれているように見えます。

楽しそうですね。

それにしても、早食いです。クスノキの茎は柑橘類の茎より柔らかそう。

コロナ禍でストレスがたまっている人は、クスノキの茎をかじるといいかもしれません。

ジャコウアゲハ

2020.6.29

かみさんがジャコウアゲハを見に行った時に、ちょうどいい具合に蝶が産卵に来ました。

千載一遇の出会い。ここは友人宅がある団地の植え込みです。

私はいまだに、自宅以外でジャコウアゲハを見たことがありません。

卵採取

散在するウマノスズクサ数か所に産んでいきました。

右の写真を拡大すると、

おしりから出てくる卵がはっきり見えます。

ジャコウアゲハは1箇所に4,5個産むようです。

これをもらわない手はありません。

産みたての卵を4つだけもらってきました。

ジャコウアゲハの卵採取は初めて。

卵も幼虫と同様に、他のアゲハとだいぶ違いますね。

食草確保

卵を持って帰るのであれば、食草も持ち帰らないわけにはいきません。

一株もらってきて、鉢に植えました。

これがうまく根付いたとしても、1匹分の餌にもならないでしょう。

これからはウマノスズクサも取ってきて、冷蔵庫に保存しておかなければなりません。

かみさんは卵がかえったら、1匹だけ残して3匹は産まれた場所に戻すと言っています。

ジャコウアゲハに関しては、昨年10月に同じ場所で越冬蛹を取ってきて、春に羽化させたことがあるだけ。飼育経験はありません。

楽しみが増えました。

脱走~行方不明

2020.6.29~

朝起きたら、ナミアゲハの終齢幼虫が1匹いなくなっていました。

ワンダリング(蛹化の場所決め)。見つかりません。

糞の形状を見て、ワンダリングしそうな幼虫はケースに閉じ込めるのですが、今回は意表を突かれました。

ビン刺しからの脱走は何度かありますが、見つからなかったことは一度もありません。

どこで蛹になっているやら。

ちゃんと蝶になって出てきてくれればいいのですが。

YouTubeのコメント

今年の日誌23稿 で書いたYouTubeコメント欄の異変について、メインサイトで書きました。

興味のある方はどうぞご覧ください。

2020/7/4,2022/2/11

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