アゲハ飼育日誌2020年第36稿:
7月最後の日。
梅雨明けはまだなのに、夏の折り返し。
「なんらもなぁ」。~インスタント沼
硬直から蘇生
2020.7.24
一昨日から、飛べないアオスジアゲハが1頭います。
羽化不全ではなく、羽化した時に葉っぱが落ちて、翅が折れてしまって。
これまで一度もなかった失敗。飼い主の責任です。
羽化翌日になっても蜜を吸わなかったのですが、まだ大丈夫だろうと思って放っておいたら、今朝脚が硬直していました。
硬直は死ぬ前兆。
慌てて蜜を吸わせようとしましたが、口吻も硬直して伸びたまま。それでも構わず口吻を蜜の上に針で押しつけていたら、吸い始めました。
10分以上は吸っていました。
そのあとは脚の硬直もなくなり、復活。九死に一生を得ました。
今回学んだことは、蝶の脚が硬直してもすぐにあきらめないで、蜜を吸わせてみるということ。
それと、夏場は1日1回蜜を吸わせたほうがいいということでした。
蝶の餌やりに関しては、こちらの記事をご覧ください。
羽化
2020.7.24
同じ日の後刻、またアオスジアゲハが羽化。
今回は蛹ポケットで問題なく。
アオスジアゲハの翅の青は、個体によって鮮やかさにけっこう差があります。
これはちょっとくすんでいます。
それでも、健康体でよかった。
蛹変色の不思議
2020.7.26
ナミアゲハがほぼ同じ時間に、アクリルケースの対面で蛹化しました。
にもかかわらず、
この色の違い。
蛹の変色の要因は複雑で、温度、湿度、光、周囲の色、接触面の感触などが関係するようですが、この場合、何が違ったのか。
ケースの向きによる光の当たり方、周囲の色の違いぐらいしか思いつきません。
穴場発見
2020.7.27
かみさんがクロアゲハの穴場を見つけました。
久しぶり。
親水公園の柑橘類の木にたくさんいたそうですが、とりあえず2匹だけ持ち帰り。
そのうちまた連れてくるでしょう。
クロアゲハは希少種で、飼育できるのは例年10匹もいません。
今年はこれまで1匹だけ。
数が少ないからかもしれませんが、クロアゲハが無事に羽化しなかった記憶はありません。(忘れているだけかもしれませんが)。
もしかして、ジャコウアゲハのように寄生されにくいのか。
数が増えても、羽化率100%の記録を維持してほしいと思います。
2020/7/31,2022/2/12
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