アゲハ飼育日誌2020年第44稿:
昨日はクロアゲハの5齢幼虫がいなくなりました。ワンダリング(蛹化の場所探し)ではありません。
なぜ脱走したのか。
クロアゲハは少々硬い葉っぱでも食べるので、餌が不満だったわけではなく、ガットパージ(蛹化前の排泄)しやすい場所がなかったからではないか、というのがかみさんの推測。
今季は脱走が多いように感じます。
発見
2020.9.4~10
ワンダリングで脱走、行方不明になっていたナミアゲハが見つかりました。
カーテンで蛹化。初めてのケース。
2日前、カーテンの下に脱け殻が落ちていたので、その時点で気づくべきでした。
6日後、無事に羽化。
よかった。
蛹化ラッシュ
2020.9.6~
かみさんが幼虫をどんどん採ってくるので、蛹化ラッシュが続いています。
先客の蛹の上で蛹化されたら困るので、ワンダリング幼虫はなるべく同じケースに入れないようにしていますが、やむを得ず連続投入。
壁に張り付いた蛹は蛹ポケットに移し、枝に張り付いた蛹は枝ごと外に出してから、新たなワンダリング幼虫を入れます。
移動先はこんな状態に。
ここだけで20匹ぐらいいます。
寄生されていないか、毎日見ないといけません。
うじ虫にうろうろされたら気持ち悪いので。
初物
2020.9.10~
柑橘類の葉っぱから、ナミアゲハだと思って採ってきた幼虫が、なんとキアゲハでした。
1齢幼虫は似ていますね。(キアゲハのほうが色が薄い)。
2齢幼虫になると、違いがはっきりわかります。
2匹います。すでに3齢幼虫と4齢幼虫。
実物を見たのは初めて。
見識不足から、キアゲハがセリ科植物以外も食べるとは知りませんでした。
すべての個体ではないようですが、柑橘類だけでなく、いろいろ食べるんですね。
フォロワーさんから、柑橘類は柔らかい葉っぱしか食べないと教えていただきました。
となると、この時は葉っぱが硬くて移動したのか。
贅沢ですね。
キアゲハも例外ではなく、おしりに顔がありました。
髭があるちょっと困ったような顔。
ナミアゲハやクロアゲハと比べると、輪郭がはっきりしています。
我が家初飼育のキアゲハ。
今後の成長が楽しみです。
余聞
ツイッターやインスタグラムでは、実物を一度も見たことがないアゲハを羨望の目で見ています。今回のキアゲハも近所にはいないと思っていました。
まだ素敵な出会いがあるか。
これまで飼育経験があるのはナミ、クロ、アオスジ、ナガサキ、ジャコウのみ。
カラスアゲハやミヤマカラスアゲハなど、山地に生息するアゲハはいないでしょうね。
山が近くにある人は羨ましい限りです。
2020/9/15,2022/2/13
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