アゲハ飼育日誌2020年第49稿:
いやいやいや、ちょっと、越冬のことでかみさんに叱られたりなんかして、情報収集で忙殺。
とりあえず、書きかけていた日誌をやっと投稿できます。
キアゲハ羽化
我が家初飼育のキアゲハが2頭とも無事に羽化しました。
朱色
2020.9.29
まずは幼虫の斑点が朱色だった個体。
細部はこんな感じです。
翅の裏はナミアゲハの雌と似ていますが、キアゲハの黄色のほうが濃いですね。
だからキアゲハというのでしょう。
黒い部分が多く、いかにもの夏型♀でした。
黄色
2020.10.1
2日遅れで、幼虫の斑点が黄色だった個体が羽化。
近くにいたのに、気づくのが遅すぎました。
残念。
”朱色”と違って、翅の模様がくっきりしています。
おしりが尖っていて、把握器(valva)があるので♂ですね。
アゲハチョウの雄雌の見分け方は、こちらの記事でごらんください。
翅の模様がぼんやりしているのは♀で、くっきりしているのは♂?
幼虫の斑点が朱色なのは♀で、黄色なのは♂?
ネットで調べても、どうも判然としません。
ご存じの方は教えてください。
夏型の終焉?
2020.9.30~
しばらく続いていた蛹化ラッシュが終わりました。
終齢幼虫(すべてナミアゲハ)は残り数匹。
ワンダリング幼虫が虫かごやアクリルケースに移され、誰もいなくなったビン刺し。
寂寥感を漂わせます。
ついに最後の終齢幼虫がガットパージ。
3cmぐらいしかないので、まだしばらくはいてくれると思っていたのに。
寂しくなりました。
若齢幼虫がうまいこと全部越冬すれば、これで夏型の終焉となります。
たぶん、そうならないでしょうね。
出てくる?
2020.10.1
採取したナミアゲハの卵。
白いので、まともでないことは確かですが、何か出てきそう気がします。
寄生バチ?
タマゴコバチに寄生された卵はこんな感じでした。
ぜんぜん違います。
何でしょうね。
余聞
以前の日誌で何度か書いている近所のラーメン屋(そこの柑橘の木でアゲハの幼虫や餌を採らせてもらっている)で、かみさんが初めてお姉さん(店主の姉。あるいは店主?)に会いました。
その人は芋虫が嫌いで、柑橘の新芽が出るとすぐに折っていたのですが、「弟からアゲハを採りに来る人がいるから折らないように言われている」と言っていたとのこと。
「これは早くラーメンを食べに行かなければ」ということで、先週末夫婦で行ってきました。
かみさんが作った栗の渋皮煮を差し上げて、感謝の気持ちも伝えることができてよかった。
これもアゲハが取り持つ御縁です。
2020/10/6,2022/2/13
コメント
ご回答頂きありがとうございます!
初めてのことで緊張しますが、蛹ポケットを作ってみようと思います。
ありがとうございました!
はじめまして、ブログで勉強させて頂いております!
昨日道路を横断中のナミアゲハの五令幼虫を虫かごに保護したところ、つかまりやすくした壁ではなく、天井に身体を固定してしまいました。
いろいろ検索したのですが、この体勢で羽化した実例が見当たらず、出てきて落ちてしまうのではと心配しております。
何か対策をして待った方が良いでしょうか。
アドバイス頂けますと、大変助かります。
よろしくお願い致します(><)
それはいいことをしましたね。我が家でもそうですが、虫かごに入れると天井で蛹化すること多いです。
そのままでもおそらく大丈夫だと思いますが、我が家では次々に幼虫を入れることもあり、蛹ポケットに移しています。
越冬する可能性もありますので、そうしたらどうでしょうか。やり方は こちらの記事 の後半に書いてあります。