アゲハ飼育日誌2020年第58稿:
しばらく続いていた小春日和が終わり、晩秋らしくなりました。
それに伴い、我が家のアゲハ飼育も斜陽の趣です。
エアー糸掛け
2020.11.13~
クロアゲハがおしりをちゃんと固定しないで、糸掛けをしようとしていました。
そんなことはできるわけがなく、疲れ果てて落下。
落ちた後は”エアー糸掛け”。わかりますか? 前脚が糸掛けをする時の角度になっています。
夢うつつか。
このあと動かなくなったので移動。
疲れ果てて熟睡?
布団を掛けてあげたくなりました。
結局、漏斗状の紙で脱皮。無事蛹化。( 昨年の日誌39稿 参照)
お疲れさまでした。
クスノキの種
2020.11.14
クスノキの種を拾ってきました。毎年今頃落ちています。
黒い部分は果肉で、中に種が入っています。
クスノキの鉢植えは簡単なので、アオスジアゲハを育てる方はやってみるといいかもしれません。やり方はこちらの記事でご覧ください。
久しぶり
2020.11.18
クロアゲハの蛹から奴が出てきました。
久しぶり。いたとしても、蛹と一緒に越冬するものと思っていました。
ヤドリバエの越冬の条件はどうなっているのか。
これで今年の見納めにしたいところ。
そう願います。
発育不良
2020.11.18~
10月9日に孵化したアオスジアゲハ8匹のうち、6匹はすでに蛹化しましたが、残る2匹は発育が悪く、危険な状態になりました。
脱皮不全
1匹は前蛹になったものの、脱皮不全。
脱げきれていません。
かみさんが湿らせた綿棒とピンセットで脱がせましたが、体液がだいぶ漏れてしまいました。
このまま死んでしまうか、越冬して春に羽化するか。羽化しても、おそらく不全体でしょう。
脱水状態
もう1匹はまだ幼虫のまま。あまり餌を食べず、大きくなりません。
アオスジアゲハにしては珍しく水様便をしました。
これはガットパージ(蛹化前の排泄)ではありません。人間で言えば下痢、脱水状態なのでしょう。
大きくなるどころか、縮んで皺が寄ってきました。
水を飲ませたら一度は皺が伸びましたが、翌日には元に戻り、元気にはなりません。全くと言っていいほど動かなくなりました。
同じ日に産まれて、同じ環境で育っていながら、なんでこうなったのか。
余聞
今季の短日処理は功を奏し、今のところ1匹も羽化していません。かみさんの努力の賜物です。これから蛹の保管場所をどうするか、考えなければなりませんが。
短日処理がうまくいったということは、アゲハの不在期間が長くなるということ。前季はほぼ1年中いたので、寂しいと思うか、よかったと思うか。
これからわかります。
2020/11/24,2022/2/15
コメント
クロ芋さんに「布団」。可愛くて笑ってしまいました。本当に熟睡しているみたいですね。
今年は全て越冬蛹になれたようで良かったですね。春が楽しみですね!
うちにいた40匹のモンキアゲハも、今日最後の一匹が前蛹になりました。
今年は越冬蛹の数が多いので、春に計画的に羽化してもらえるよう、冷蔵庫の野菜室で保管しています。初めてなので、少し心配ですが・・・。
アオスジアゲハは心配ですね。
私のところはキアゲハが立て続けに病気になり、悲しい結果となりました。
シーズン最後はトラブルが多いような気がします。
温かなコメント、ありがとうございます。
うちも今年は冷蔵庫越冬をやってみるかどうか思案中です。
アオスジアゲハは1匹は無事蛹化しましたが、1匹はまだ幼虫のまま。おそらくもう蛹にはなれないのではないかと思っています。