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【ヤドリバエ対策】食草や幼虫の表皮から卵除去 蛹からうじ虫除去

ヤドリバエに悩まされていますか? ヤドリバエの寄生を何とか防げないものかとお考えでしょうか。寄生を完全に防ぐことは困難ですが、減らすことはできます。

この記事ではそのための対策を書きます。ヤドリバエのことをよくご存じない方、こちらの記事も併せてご覧ください。

この記事をご覧になれば、ヤドリバエの寄生を減らせるでしょう。宿主からうじ虫を除去することもできるかもしれません。

ヤドリバエ対策

当サイトはアゲハチョウ専門サイトなので、宿主はすべてアゲハの幼虫になっていますが、他の宿主でもやることは変わりません。

基本は室内飼育

ヤドリバエからアゲハを守る基本は室内で育てることです。

ヤドリバエをあまく見てはいけません。外にいるアゲハの終齢幼虫はほとんど寄生されています。幼虫はできるだけ小さいうちに採取しましょう。

低層階のベランダも危険です。やむを得ず屋外で育てる場合は、木をネットで覆うといいでしょう。

これは自家製のネット。( 飼育日誌1910

私が作った。

室内で育てていれば安心でしょうか。それだけでは安心できません。

食草から卵を除去

アゲハの餌にも注意が必要です。マダラヤドリバエ幼虫の周りの食草に産卵します。

こちらの動画をご覧ください。

メモ https://t.co/HaGjsOICrj

— たむら船堀@アゲハ館 (@fo180926) November 22, 2020

アゲハの幼虫がいないケースの中では、産卵しなかったとのこと。賢いですね。

アゲハが葉っぱを食べると、そこに付いていた卵がアゲハの体内で孵化します。

ということなので、外で調達した餌、特にアゲハがいた木の葉っぱはよく見て、ヤドリバエの卵を除去しなければなりません。

卵は水で流すだけでは取れません。スポンジなどでこすって落とす必要があります。こちらの記事 を参考になさってください。

表皮から卵を除去

ブランコヤドリバエ幼虫の表皮に産卵します。

産みつけられた卵は目視でわかります。こちらの記事をご覧ください。

卵は表皮にくい込んでいるので、除去する時は幼虫が傷つきますが、仕方ありません。傷口に水絆創膏を塗ってあげれば、体液の漏れを抑えることができます。

卵がすでに孵化していたら、手後れ。寄生されました。

それでも、まだ打つ手はあります。

蛹からうじ虫除去

ヤドリバエに寄生されたアゲハが蛹になると、1~2日後に黒い影が現れることがあります。

こんな感じで。

黒い影の所にうじ虫がいます。

早い段階で、つまりうじ虫がまだ小さいうちに気がつけば、助けられるかもしれません。

こんな方法で。

うじ虫摘出手術。放っておけば死ぬだけなので、ダメもとでやってみるということですね。

うちでもやりました。かみさんは待ち針で穴を開けてから、セリアの極細ピンセットで摘出。こちらの記事をご覧ください。

余聞

以上、ヤドリバエ対策を幾つか挙げました。

で、どこまでやるか。

例えば、外で取ってきた葉っぱは丁寧に洗いますか? そうしている人もいますが、我が家では水で流す程度。寄生は自然の摂理と思って諦めています。

では、アゲハの蛹に黒い影が見えてきたら、どうしますか?

ダメもとでうじ虫取りますか?

この記事がお役に立てば幸いです。

アゲハチョウの幼虫に関する総括的な情報は、こちらの記事でご覧ください。

2021/4/15,2023/6/13

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豆知識

コメント

  1. あい より:

    蛹になりました!          寄生されている様子はありません