アゲハ飼育日誌2021年第6稿:
世間ではコロナ第4波到来。また暗雲が垂れ込めてきました。
我が家では越冬羽化第1波が来たかもしれません。羽化だけならいいのですが、孵化も。
羽化&孵化
2021.4.8
6時30分。目覚まし時計の音に驚いて出てきたか。
今季2頭目の越冬羽化はクロアゲハ。
クロアゲハの越冬羽化は、我が家のアゲハ飼育史上初めて。
11時30分。かみさんが越冬組のダンボール箱を覗いたら、ナミアゲハが羽化していました。
と同時に、
こんなものも発見。犠牲者はナミアゲハ3匹。
これで越冬ヤドリバエは合計7匹。すべて1つの蛹につき1匹。夏場は1つの蛹から2~3匹出てくることが多いのに。
たまたま?
そんなことはどうでもいい。
羽化2、孵化3の一日。
ベランダ組終了
2021.4.10
前々回の日誌 に載せたベランダ組残りのアオスジアゲハが羽化しました。
越冬羽化4頭目。この日は晴れていたものの、最高気温は16度。
例年越冬蛹の羽化が始まるのは4月下旬から。やはり今年は桜の開花が早かったように、アゲハの羽化も早いようです。
翌日、元気に飛び立っていきました。
ベランダ組の羽化終了。
殻破損で翅乾燥
2021.4.11
かみさんが越冬蛹をつまみ上げたところ、殻がパリッと割れてしまいました。羽化目前で殻と体の間に隙間ができていたため、簡単に割れてしまったようです。
このままでは中が乾燥してしまうと心配していたら、1時間ほど経って羽化。
案の定、殻が割れた側の翅は乾いてしまったようで、くちゃくちゃのまま。
これはまずいと思って、霧吹きで水をかけ続けました。
すると、
伸びました。
危ないところだった。
脱け殻を見てみると、
大きな穴が開いています。(左は正常な脱け殻)。
こういう褐色の蛹は、色づきの判別が難しいですね。羽化目前でなければ死んでいたでしょう。
越冬蛹は慎重に扱わないといけません。
蝶の翅新説
2021.4.11
おもしろい記事を見つけました。
この記事によると、蝶の翅はこれまで「特に体液が通っているわけでもない、ただの膜」と思われていましたが、コロンビア大学の研究により、放熱板やセンサー、体液を循環させるポンプなどの役割を持った、多機能な器官であることが判明しました。
蝶は翅を使って飛ぶだけでなく、光や熱の感知、温度調節まで行っているようです。
ということで、飛べない蝶でも翅は重要な器官。体液が循環しているので、むやみに切ってはいけません。
2021/4/17
コメント