アゲハ飼育日誌2021年第14稿:
このところ、モンシロチョウとかカメムシとか寄生虫の記事ばかり書いていたので、アゲハ飼育日誌はちょうど1か月ぶり。
思い出しながら書きます。
夏型1号
2021.5.23
今季夏型1号、ナミアゲハが羽化しました。
おそらく 今年の日誌9稿 に出ている「初幼虫採取」の個体です。
夏型らしく、黒が多い翅。雌ですね。
幸先のいい出だしになりました。
3度目?
2021.5.25
嬉しい話の後は悲しい話。
ナミアゲハの3齢幼虫からギンケハラボソコマユバチが出てきました。
確か3度目の遭遇。
このあと、カチカチに固い繭を作ります。
興味のある方はこちらの記事をご覧ください。
越冬終了
2021.5.26
最後の越冬蛹が羽化しました。
最後はクロアゲハ。
今年はちょっとやる気を出して、羽化の一覧表を作っています。
うちらしくない。
春型だけを簡単にまとめると、以下のとおり。
ナミアゲハ | 羽化 26 寄生 6 |
アオスジアゲハ | 羽化 14 |
クロアゲハ | 羽化 7 寄生 2 死亡 1 |
モンキアゲハ | 羽化 2 |
- 越冬蛹58匹中 羽化49匹、寄生8匹、死亡1匹
- 寄生はすべてヤドリバエ
- 最初の羽化: 3月28日(アオスジアゲハ)
- 最後の羽化: 5月26日(クロアゲハ)
今回わかったことは、ヤドリバエもアゲハの蛹の中でちゃっかり越冬するということ。
疑問に思ったことは積算温度の話。
アゲハチョウが羽化するタイミングは休眠期間の積算温度で決まる、という説があります。
ところが、同じ環境下で越冬したにもかかわらず、蛹化から羽化までの日数はバラバラ。早く蛹化した個体が早く羽化したわけではありません。
まぁ、そんな単純な話ではないのでしょう。
詳しい方、教えてください。
京橋の蛹
2021.5.31,6.9
中央区京橋の歩道でナミアゲハの蛹を拾いました。
そこはビル街の裏通り。周囲に木はありません。
「えっ。なんでこんな所に」。一瞬目を疑いました。
手に取ると激しく動いたので、ティッシュにくるんで持ち帰り、蛹ポケットに。
6月9日無事に羽化。
拾った日(5月31日)は蛹化して間もない日だったようです。
私に拾われてよかった。
それにしても、なんであんな所に。
一緒にいた同僚は「鳥が落としたのではないか」と言っていました。
サイト1周年
当サイトが今月初旬で開設1周年を迎えました。
ようやくGoogleに認知されたようで、先月中旬あたりからアクセス数が急増。
と言っても、1日2,000pv前後(過去30日間)で高止まり。それも検索からの流入が88%で、ダイレクトとSNSは合わせて4%。
要するに、固定ファンは少ないということ。
まだまだだね。
これから本格的な夏に向けてどうなるか。
検索向けの記事をもっと書かないと駄目かもしれません。
親愛なる読者の皆さん、応援ありがとうございます。
2021/6/22,2022/6/9
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