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【検証】アゲハチョウを虫かごで飼う時の4つの注意点

アゲハチョウ虫かごで飼おうと思っていますか? 虫かごで飼う時はどんなことを注意したらいいのか、と思われているかもしれません。

アゲハチョウは虫かごでも飼育できますが、幾つか注意を要する点があります。それがわかっていないと、最悪の場合死なせてしまうかもしれません。

この記事では長年の飼育経験に基づき、アゲハチョウを虫かごで飼う時の注意点を挙げます。この記事をご覧になれば、虫かごを置く場所や管理の仕方がわかります。

アゲハチョウを虫かごで飼う時の注意点

この記事に出てくる虫かごは、いわゆる飼育ケース。通気性があるプラスチック製のケースですが、どんなタイプでも、ここで述べる注意点は同じように当てはまります。

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成虫は入れない

羽化不全体でもなければ、成虫を家で飼うことはあまりないと思いますが、悪天候などで一時保護することがあるかもしれません。

成虫を虫かごに入れると、バタバタ暴れて翅がボロボロになること必至です。なので、成虫を保護する場合は、飼育ネットに入れるか、部屋で放し飼いにするといいでしょう。

詳しくはこちらの記事の「飼育環境」をご覧ください。

こまめに掃除する

形を見ればわかるとおり、アゲハチョウの幼虫は摂食、消化、排泄に特化した生き物。ひたすら葉っぱを食べて糞をします。

ということで、幼虫の数が多ければなおのこと、虫かごの中には糞がどんどんたまります。放置しておくと病気の原因になりかねないので、こまめに掃除しましょう。

糞が散らばっていると自分で片付けます。

ぜんぜん片付いてないじゃん。

いやいや、これはおそらく天敵に居場所を知られないようにするための防衛本能。

すみません。余計なことでした。(^^;)

通気性をよくする

病気の原因となる高温多湿状態を避けるため、通気性をよくしましょう。

「ラップをかけてプチプチ穴を開けて…」 という説明を時々見かけますが、それでは中が蒸れてしまいます。ほとんどの場合、虫かごのふたは格子状になっているので、そのままで問題ありません。

虫かごは蒸し暑い場所を避け、風通しのいい場所に置くようお勧めします。

そうそう。

通気性をよくすると言っても、幼虫が脱走しないように、ふたはきっちり閉めておきましょう。

蛹化の時は占有させる

ワンダリング(蛹になる場所を探してさまようこと)を始めた幼虫は、単独で虫かごに入れるようお勧めします。蛹化時の一連の行動が、他の幼虫に邪魔されないようにするためです。

その時は虫かごの中に、

こんな感じで糸掛け用の枝や割り箸を入れてあげましょう。

それでも、壁やふたで蛹化する幼虫が少なくありません。

こうなっても羽化に支障はありませんが、次のワンダリング幼虫を入れたいのであれば、別の場所に移しましょう。トラブル回避のためです。( 飼育日誌2107

前蛹や蛹の移動に関しては、こちらの記事をご覧ください。

枝や割り箸に糸掛けしたのであれば、そのまま好きな場所に移せます。

蛹になる場所がなかなか決まらない場合は、虫かごを暗い場所に置いておくといいでしょう。

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アゲハチョウ幼虫の育て方

以上、アゲハチョウを虫かごで飼う時の注意点について書きました。お役に立てば幸いです。

幼虫の育て方や食べ物に関しては、こちらの記事をご覧ください。

2022/4/21,2023/3/9

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