■アオスジアゲハ羽化不全体半日の短命
■産卵する蝶が食草を識別するしくみ
■ビン刺し飼育でも共食い発生
■最近のアゲハチョウ羽化3選
羽化不全短命半日
2022.8.25
アオスジアゲハ羽化不全。

6:43


左の翅が伸びていません。
原因はおそらく枯れ葉で脚がすべって踏ん張りが利かず、殻から上手く抜け出せなかったからでしょう。
お腹が異様に膨らんでいるので、蛹便が出ていないことがわかります。

10:04 蛹便排泄。左翅の分?
お腹はすっきりしましたが、

19:10 動かなくなっていました。
羽化不全体はほとんど短命ですが、これは半日余り。
かわいそうなことをしてしまいました。

これからは、枯れ葉の蛹は蛹ポケットに移します。
蝶の食草識別
2022.8.26
ナミアゲハがクスノキに産卵した話。( 前回の日誌 )
ツイったところ、さほど珍しい話ではないことがわかりました。
リプを見ると、クチナシ(アカネ科)や百日草(キク科)にも産卵、さらに詳しい情報も。
アゲハチョウが食草を識別するしくみについては、JT生命誌研究館の記事にこう書いてあります。
メス成虫はどのようにして数多くの植物の中から幼虫に適した食草を選択しているのかというと、そのヒミツは前脚の先端にある「ふ節」と呼ばれる部分にあります。前脚のふ節には化学感覚子という毛状の突起物があり、人間の舌の様に植物に含まれる化合物を「味」として認識することができるのです。(中略)アゲハチョウのメス成虫は、産卵の前に植物の葉の表面を前脚二本で交互に叩く「ドラミング」と呼ばれる行動を示しますが、その時に植物に含まれる不揮発性の化合物を感じ取っているのです。つまり、花の蜜を飲む自らは食べる事のない葉の「味見」を前脚で行って、幼虫が食べられる植物であるか確認しているのです。― チョウが食草を見分けるしくみを探る
前脚で味見。吸蜜の時と同じですね。
濾紙に産卵刺激物質を塗ってメス蝶に触れさせると、食草と勘違いをして産卵するとのこと。
うちのクスノキにも産卵刺激物質が塗ってあるのか。
ビン刺しでも共食い
2022.8.26
共食いの記事 に書いてあることが我が家でも生じました。
ナミアゲハの4齢幼虫が2齢幼虫を捕食。

頭部と胸部の残骸。
ストレスがあったのか。

うちは開放的なビン刺し飼育で、新鮮な餌も切らさないのに。
ビン刺しでも体格差のある幼虫は一緒にしないほうがいいですね。

油断してた。
最近の羽化
最近の羽化3選。

クロアゲハ

アオスジアゲハ

ナミアゲハ
2022/9/2
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