■希少種ナガサキアゲハ終齢幼虫に脱皮、異様な曲折、意外にも無事蛹化。春を待つ
■【閲覧注意‼】ヤドリバエの幼虫が出てくるところ
希少種脱皮曲折蛹化
「なんのこっちゃ」と思われたかもしれません。
希少種ナガサキアゲハが終齢幼虫に脱皮、異様な曲折を経て、蛹化した、ということ。
そのうち死ぬだろうと思っていた幼虫が一転。蛹になれました。
終齢幼虫に脱皮
2022.9.17
まず、終齢幼虫に脱皮。
おでこを葉っぱにべったりくっつける脱皮前の態勢。
(10倍速)
脱皮完了。青虫化。
異様な曲折
2022.9.19~
脱皮の後も順調に発育しているように見えましたが、こんな動きが頻発。
チック症?
なんかおかしいと思っていたら、こうなりました。
脱力。異様な曲折。
なんだ、これ。
こんなのは今まで見たことがありません。
こんな状態でもちゃんと食べて、糞をしていましたが、
最後はこんな感じで、かろうじてとまっている状態。
これはもう駄目だろうと思っていたら、意外な展開に。
意外にも無事蛹化
2022.9.23~27
なんと、ガットパージ。
ワンダリング開始。
でも、まともな蛹化は無理だろうと思いつつ、この日は夜遅かったので隔離して就寝。
翌朝見てみたら、
案の定、糸掛けはできず落ちていました。
コーンに移動。
半ばあきらめていましたが、
翌朝、きれいな蛹になっていました。
へぇー、意外。
蛹最終形。
短日処理をしたので、羽化できるとしても来年の春です。
うちだけの話ではない
この話をツイったところ、こんなリプをいただきました。
うちだけの話ではないことがわかり、少し安堵。
しかも、まるこぽんたにさんの続くリプにあるとおり、このクロアゲハはちゃんと羽化したとのこと。
うちのナガサキアゲハにも希望が持てます。
半年後が楽しみです。
【閲覧注意】奴が出てきた
2022.9.18,24
ヤドリバエの寄生。
アオスジアゲハは黒点が目立つのですぐわかりますが、ナミアゲハは見逃しがち。
気がついた時にはこうなっていることがよくあります。
少なくとも2匹はいると思っていたら、1匹でした。
袋に閉じ込めていたつもりが脱走。
お馴染みの俵型。
近くに落ちていました。
次の動画は 閲覧注意‼
奴が出てくるところ。
半分出てきたところから。
やだやだ。
せっかく出てきたので。
ヤドリバエに関する詳しい情報はこちらでご覧ください。
おまけ
キアゲハのように黄色いナミアゲハ♀。
出立前。サンダルで一服。
最後も希少種ナガサキアゲハで締めくくり。
消えるカエル。
糞飛ばし。
2022/10/4
コメント
以前、黒アゲハの幼虫が くの字に曲がってしまうと相談したmrpsです。
(インスタ@mariposa_91n)
あれから、結果的にはすべての幼虫が羽化し無事飛び立っていきました。
ただ、今までとは違い
前蛹までかなりの時間がかかったり
糸かけができず落下してしまう、等のトラブルはありました。
ですので、まともな羽化は望めないと思っていたのですが無事羽化出来、安心しています。
あの折れ方はいったいなんだったんでしょう。
今日、まるこぽんたにさんと
幼虫も人間でいうコロナのようなもので、今回の現象は流行り病かな?
とお話していました。
無事羽化出来るよう、祈ってます。
ありがとうございます。そうでしたか。よかったです。
致命傷ではない流行り病? 原因は何なんでしょうね。