今年最初のアゲハ飼育日誌。たまたま東京大空襲の日。と、義父の誕生日。それはどうでもいい。
春一番は先月いつの間にか吹いていて、東京は早くも春たけなわ。今日の最高気温は22度。太平洋側は所によって4~5月並の気温とか。越冬蛹が羽化していないか、箱を覗かないといけません。
チョウのふゆごし
2023.2.14
うちにこんな絵本がありました。
月刊かがくのとも2 チョウのふゆごし
かみさんが買った本のおまけだったとか。公園で冬を越すいろいろなチョウが描いてあります。
卵で越冬するミドリシジミ。
卵で越冬するチョウがいるなんて、知りませんでした。
幼虫で越冬するベニシジミ、チャバネセセリ、イチモンジセセリ。
これは有名。国蝶オオムラサキ。
オオムラサキとゴマダラチョウは、4齢幼虫の時に枯れ葉に張り付いて越冬。食草のエノキが芽吹く5月頃になると活動再開。木に登って脱皮、蛹化、羽化します。冬の間冷蔵庫に入れておく人もいますよね。
ムラサキシジミは成虫で越冬。じっとして何も食べずに春を待ちます。成虫で越冬するチョウはあまり多くありません。
お馴染みアオスジアゲハ。寄生の確率が高い。
私が知る限り、アゲハチョウ科はすべて蛹で越冬します。
昨年の記録を見てみたら、最初の羽化は4月18日、ベランダの鉢植えにいたナミアゲハでした。
まだ目覚めるのは早い。
蛹レスキュー2回目
2023.2.16~
昨年のアオスジアゲハ以来、蛹レスキュー今冬2回目。( 昨年の日誌28稿 )
今回はジャコウアゲハ。極小。小さいほうは2cmほどしかありません。
前回は休眠蛹かどうか微妙な時期でしたが、今回は間違いなく休眠蛹。
エッグスタンドの羽化セット。
ジャコウアゲハの蛹は蛹ポケットに入れるのではなく、割り箸に固定します。蛹ポケットに入れると、羽化する時に脱け殻がなかなか取れなくてかわいそうなので。( 飼育日誌2010 )
ジャコウアゲハは面倒臭い。
羽化したら、生息地まで連れていって放さなければなりません。うちの近所にウマノスズクサ(ジャコウアゲハの食草)は生えていないので。
これは昨年の放蝶の様子。
ジャコウアゲハは世話が焼けます。
当サイトも越冬
冬の間も飼育日誌はちらほら読まれていて嬉しい限りです。いもロスでイモ恋しくなる人が見に来てくれるのかもしれません。
YouTubeチャンネルのほうは、さすがに視聴回数激減。それでもチャンネル登録者は微減でとどまっています。目標の1,000人はまだ遠く、今年はどこまで近づくか。登録がまだの方は、記事末尾のボタンから是非登録してください。
越冬蛹25匹( 飼育日誌2228 )は全員まだ色づくこともなく、ぐっすり眠っています。あと1か月ぐらいは眠っていてほしいところです。
今年も趣味のアゲハ館をご愛顧、よろしくお願い申し上げます。
かみさんが友人からもらったいきもの大図鑑(ガチャ)のオオムラサキ。
いまだに実物は見たことがありません。
2023/3/10,11
コメント