アゲハ飼育日誌2024年第8稿:
■クスアオシャクの蛹がなんと寝返りをうった
■幼虫を保護するも晩秋の羽化が続く
■アオいもは例年どおり次々死亡
■オリジナルグッズの販売は年内で終了
クスアオシャクの蛹寝返り
2024.10.26~
クスアオシャクは毎年数匹育てています。わざわざ取ってくるわけではありません。
クスノキ(アオスジアゲハの餌)に付いてくるので、育てています。
幼虫はこんな感じ
クスアオシャク、知っていますか?
これです。
動いていない時はこうなっています。
クスノキの茎に擬態。こうやって見るとわかりますが、これが枝の中に埋もれていると、ぱっと見わかりません。
このひょろ長い幼虫は蛹になる時が来ると、葉っぱを数枚糸でつなぎ合わせて巣を作り、その中で蛹化します。
巣作りの様子はこちらの記事でご覧ください。
蛹が羽化するまで
ところが、今回はなぜか巣を作りませんでした。
【10月26日】蛹は葉っぱに乗っているだけです。
【10月31日】ほんのり顔が見えてきました。
【11月2日7時4分】目、口吻、触角、翅が見えてきました。
これがなんと、同じ日の夕方、
【11月2日16時49分】寝返りをうっていました。
背中が上を向いています。蛹が寝返りをうつとは。驚きました。
【11月2日22時30分】羽化していました。
翅を閉じているクスアオシャクは初めて見ました。おそらく、羽化直後だけでしょう。
触角がいかにも蛾だね。
おっと、開いた。
いつものステルス戦闘機。
脱け殻。背中が割れて出てきたようです。
羽化しやすいように蛹が寝返り。なんだか、すごくないですか?
へぇー。どうやって回ったんだろ。
晩秋の羽化続く
2024.10.31~
この時期、かみさんは外に幼虫がいると、もれなく連れて帰ります。
たぶん、蛹になれないからね。
うちに来れば、蛹になる可能性は高まりますが、越冬蛹になるかどうかは、もともといた場所の環境と幼虫の齢数次第。
もともといた場所が夜間も明るい所で、齢数が2齢以降なら、越冬スイッチが入らない可能性大です。
アゲハチョウ越冬決定要因の詳細は、こちらの記事でご覧ください。
このところ、続けて羽化。
放蝶するかどうか微妙な時期ですが、まだ暖かい日があるので放しました。
幼虫のまま死ぬよりはよかっただろう、と思いつつ。
アオいもは次々死亡
2024.11.1~
アオいもは今年も例年どおり、よく死にます。
死ぬ時はやせて黒ずんだり、おしりから体液が出たり。
最後はこんな感じで動かなくなり、ポトっと落ちます。
これは今の時期に限ったことではなく、夏でも同じ。原因はウィルスなのか何なのか。ご存じの方はコメントください。
果たして 前回の日誌 に載せた11子は何匹生き残れるか。
オリジナルグッズ販売終了
今年2月に始めたオリジナルグッズの販売はやめます。
理由は以下のとおり。
すでに当サイトの販売ページは消しました。
今年いっぱい使えるクーポンを発行している手前、BASEのネットショップは12月31日まで開けておきます。
気が向いたら、再開するかもしれません。
2024/11/12
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