アゲハ飼育日誌2020年第26稿:
まだ羽化ラッシュとまでは行きませんが、連日のようにナミアゲハかアオスジアゲハが羽化しています。
今年になって何匹飛び立っていったか。もうわかりません。
今のところ、飛べないほどの羽化不全はなく、順調です。
多面体
2020.6.14~18
数学の多面体ではありません。
顔が幾つもある青虫(ナミアゲハの幼虫)のこと。
通常の同時期の青虫(右側)と、だいぶ様相が異なります。(まだ2cm)
幾つ顔が見えますか? 4つ、5つ…
おっとー。
消える顔、変わる顔。
糞が出た後は、ほっとした表情に変容。
ベランダ産卵
2020.6.17~19
ベランダの柑橘類の鉢植えに、ナミアゲハが少なくとも4つ卵を産んでいました。
年に1度あるかないかの出来事です。
孵化後、ビン刺しに移動。
産卵に気づいた日の2日後に孵化したので、数日卵を見過ごしていたようです。
うちの柑橘類は育ちが悪いので、幼虫たちを移した後は、虫よけネットの下に置きました。クスノキと山椒もそうしています。
ベランダ産卵はうれしい半面、放っておくと寄生される可能性があるので、孵化するまで鉢を室内に入れておく手間が増えます。
謎の病死
2020.6.19
アオスジアゲハの4齢幼虫が原因不明の病死。
体液が染み出て、臭角を出したまま死んでいました。
昨年はこの手のことが頻発し、ウィルス性の病気だとか、残留農薬だとか言っていましたが、素人にわかるわけがなく、どうにもなりません。
臭角を出しているということは苦しかったのか。
かわいそうな最後でした。
余聞
近所のラーメン屋の前にある柑橘類の木で、よく卵や幼虫を採取していますが、最近かみさんがラーメン屋の店主と初めて会いました。
気さくな人で、「どうぞ遠慮なく持っていってください」とおっしゃっていたとか。
その木は新芽がすぐ折られてしまうので、かみさんはちょくちょく見に行っています。店主のお姉さんが虫嫌いで、新芽が伸びるとすぐに折るとのこと。
アゲハにそんな事情がわかるわけはなく、何匹犠牲になっていることか。
店主は、「その木にいると、みんな寄生虫にやられちゃうんだよね」と言っていたそうなので、少しはアゲハに愛着があるのかもしれません。
そのうち、ラーメンを食べに行ってみようと思います。
2020/6/25,2022/2/11
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