アゲハ飼育日誌2020年第56稿:
立冬を過ぎ、だいぶ冬めいてまいりました。
我が家の保護蝶はいなくなりましたが、幼虫はまだ16匹います。
ナミ3、クロ10、アオスジ3匹。
まだ3齢も。
蛾羽化続く
クスアオシャク2頭羽化。
口吻あった
2020.11.5
前々回の日誌 に書いた、落下した蛹が無事に羽化しました。
羽化目前の蛹。
いつの間にか羽化。
初めて見る顔。
これまでちゃんと観察していなかったのでわかりませんでしたが、口吻がありました。
このとおり。
モンシロチョウより奥に引っ込んでいます。
口吻があることはわかったものの、大きさ的に(開長2cm)餌やりは厳しいので、外に放すしかありません。
緑の絨毯
2020.11.10
もう1匹。
ベランダに出したら、壁にとまりました。
こちらは翅を接写。
意外に美しく、緑の絨毯のよう。
クスアオシャクはあと1匹か2匹いましたが、見当たりません。
枝と一緒に捨てられてしまったか。
アダンソンハエトリはあんな長いものは食べないでしょう。
片翅蝶没
2020.11.6
元気いっぱいだった片翅蝶がついに死にました。
10月2日に羽化したので、蝶としての生存日数は35日。
死ぬ間際にも産卵。
毎日のように産んだ無精卵は合計170~180個ほど。
ほぼ標準どおり。
不自由な体でがんばりました。(拍手)
亡骸
2020.11.9
ラーメン屋の柑橘に残してきたナミアゲハらしき蛹を発見。
おそらくヤドリバエが出ていった後の亡骸。
ヤドリバエはアゲハと一緒に越冬するそうですが、時期尚早だったか。
でも、家で大事に保管していた越冬蛹から、春にうじ虫が出てきたら、さぞがっかりするでしょうね。
幸いそういう経験はまだありませんが。
寄生ではない
2020.11.10
これはワンダリング中のアオスジアゲハ。
てっきり、寄生されていると思いました。
が、あとで見てみたら、どうも違うようです。
黒ずみは滞っている血流? 違いますか?
ともあれ、寄生ではなさそうです。
因みに、宿主が幼虫のうちにヤドリバエが孵化すると、幼虫の体内でうねうね動くうじ虫が見えます。
やですね。
乗っかって、すべった?
まだワンダリング中。
発育鈍化
2020.11.10~
寒くなると幼虫の発育は鈍化。動きが鈍くなり、食べる餌の量が減り、なかなか大きくならず、小さいまま蛹化します。
ワンダリング目前のナミアゲハ。
たった3cm。
ガットパージの前は2.5cmに縮みました。
クロアゲハは残り10匹。
こちらはまあまあ大きくなっています。
壁に張り付いているのはガットパージ待ち。
クロアゲハの幼虫が同時期にこんなにたくさんいたことはありません。
晩秋の珍事です。
2020/11/13,2022/2/15
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