アゲハ飼育日誌2021年第7稿:
このところ、検索向けの記事を優先して書いていますので、飼育日数は久しぶり。先月中旬まで、3週間遡らなければなりません。写真を見て思い出しながら書きます。
まずは一命を取りとめた話から。
蛹on蛹は厳禁
2021.4.12
昨年秋にこんなことがありました。
蛹on蛹。クロアゲハがクロアゲハの蛹の上で蛹化。( 昨年の日誌57稿 )
この時は気づきませんでしたが、これは許してはいけないことでした。下の蛹が色づいてきたので、分離して蛹ポケットに入れたところ、こんな事態に。
上に乗っていた蛹の帯糸のせいで、殻の上部が破れなかった!
このあと、かみさんが破ったので、無事に羽化できました。
かみさんが見ていなければ、きっと力尽きて死んでいたでしょう。
危ないところだった。
これは脱け殻。糸で覆われています。これでは破れるはずの所が破れません。動画にあったとおり、蝶は必死にもがいたので、上部内側に鱗粉が付いています。
ということで、蛹on蛹は厳禁。ご注意ください。
ツチイナゴ
2021.4.13
ベランダの珍客。今年の第1号はこれでした。
何これ。
バッタ。
こういうのはみんなバッタ。
かみさんが画像検索して、「イナゴじゃない?」と言うので、ツイッターに投げてみたところ、数人の方から届いた回答は「ツチイナゴ」。
成虫のまま越冬するそうです。
かわいそうに、大事な後ろ脚が1本ありません。うちのベランダで越冬したのか、どこからか飛んできたのか。
この機会に調べてみたら、「バッタ」はバッタ目、バッタ亜目に属する昆虫の総称。「イナゴ」はバッタ亜目イナゴ科に属する昆虫の総称。ツチイナゴはイナゴ科ツチイナゴ亜科ツチイナゴ属に分類される種。
つまり、こうなります。
ということで、ツチイナゴを「バッタ」と呼んでも間違いではありません。
鉢植えに乗せておいたら、いつの間にかいなくなっていました。
久しぶりに見る光景
2021.4.14
久しぶりに見る光景。
朝羽化したナミアゲハと居残りクロアゲハが窓際を占拠。
部屋に蝶がいる時は、サッシのレールに不織布を敷きます。そうしないと、バタバタして翅を傷めるので。
吸蜜。今年は冬アゲハがいなかったので、これも久しぶりに見る光景です。
サイトのテコ入れ
このところ、検索向けの記事を量産しているのは、本格的なアゲハシーズンに備えてのこと。キーワード選定をして、せっせと記事を書いています。
当サイトが始まったのは昨年6月初めでしたので、昨シーズンはあまり認知されず。秋になってようやく上位表示される記事がポツポツ出始めました。
今年は期待しています。
一端のアゲハ専門サイトを目指して頑張りますので、応援よろしくお願い致します。
2021/5/3,2022/10/23
コメント
ですので、バッタ科と記述するほうがようかもしれません。(あくまで個人の意見ですので、無視しても構いません)
了解しました。ありがとうございます。
一般的な分類では、イナゴ科という分類は存在しません。「前胸腹側の前肢の間に下垂する突起があるもの」をイナゴと呼んでいるだけですので、「イナゴ」というグループで見るのは生物学的にあまり良くありません(例えば、ハネナガイナゴ、セグロイナゴ、ツチイナゴは同じイナゴにもかかわらず、それぞれ別の亜科に属しています)。上記の形質を持っているバッタを「イナゴ科」とする分類もありますが、これはかなりマイナーな分類です。
そうなんですね。記事の分類はおそらくウィキペディアからの引用です。ご親切に教えてくださり、ありがとうございました。