■ナガサキアゲハの幼虫薬害から奇跡の生還
■今季越冬終了84匹羽化の時間帯
■クスノキに付いていたのは初見ヨモギエダシャク
■夏型羽化まずはナミアゲハ3頭
薬害から奇跡の生還
2022.5.29
こんな話は初めて聞きました。
薬害に遭ったナガサキアゲハの幼虫が奇跡の生還。
ミカンの葉のペーストでデトックスできたようです。レモンさんの愛情と幼虫の生命力に脱帽。こういうケースは諦めるしかないと思っていました。
それにしても、相変わらず通販の「無農薬」は当てになりませんね。
越冬終了
2022.5.29
今季の休眠蛹84匹すべての越冬が終了しました。
内訳は以下のとおり。
ナミアゲハ | 羽化 44 寄生 4 死亡 1 |
アオスジアゲハ | 羽化 21 寄生 2 |
クロアゲハ | 羽化 5 |
ジャコウアゲハ | 羽化 5 死亡 1 |
ナガサキアゲハ | 羽化 1 |
- 越冬蛹84匹中 羽化76匹、寄生6匹、死亡2匹
- 寄生はすべてヤドリバエ
- 最初の羽化: 4月18日(ナミアゲハ)
- 最後の羽化: 5月29日(アオスジアゲハ)
昨年の越冬蛹 と比べると寄生は少なく、好結果でした。
羽化した時間帯は以下のとおり。
時間帯 | 頭数 | 内訳 | % |
0:00~5:59 | 22 | ナミ16 アオ4 ジャ1 ナガ1 | 28.9 |
6:00~8:59 | 23 | ナミ12 アオ8 ジャ1 クロ1 | 30.2 |
9:00~11:59 | 12 | ナミ6 アオ3 ジャ1 クロ2 | 15.8 |
12:00~14:59 | 6 | ナミ2 アオ2 ジャ2 | 7.9 |
15:00~17:59 | 13 | ナミ9 アオ4 | 17.1 |
午前中に羽化した割合は75%。
例年どおり。
ヨモギエダシャク
2022.5.29~
クスノキ(アオスジアゲハの餌)に付いていたシャクトリムシ。
最初はてっきり、お馴染みのクスアオシャクだと思っていたら、


この様相。ヒョウ柄。
ツイッター(#教えて虫の人)で尋ねてみたところ、ヨモギエダシャクと教えていただきました。
初めて見るシャクトリムシの脱皮。
がんばった。

私もがんばった。

見る見る巨大化。
長さも太さもクスアオシャクの比ではありません。

うわっ。
なんと、数日後に脱走。
脱衣所の毛足の長いマットに埋もれていたので、土に潜りたいのだろうと予想。正解でした。

ヤサイゾウムシやヨトウムシの飼育で使ったケースに入れたら、すぐに潜りました。
何日ぐらいで羽化するのか。
夏型羽化始まる
2022.5.30~31
我が家でも夏型の羽化が始まりました。まずはベランダ産卵のナミアゲハ3匹。
前々回の日誌 を見ると孵化は4月30日なので、ぴったり1か月後。


これは3頭目♀。




第1陣は羽化不全なし。
全頭元気に飛び立っていきました。
おまけ
アオスジアゲハの幼虫はなぜか密になります。

仲が良さそうに見えるかもしれませんが、仲がいいわけではありません。
2022/6/11
コメント