アゲハ飼育日誌2021年第15稿:
検索向けの記事はネタが尽きてきたので、飼育日誌の連投。
こちらの話題はいろいろあります。
脱皮前の兆し
2021.6.2
アオスジアゲハの幼虫は脱皮前、こうなります。

おしりのほうが半透明。中は液状化?

わかりやすいですね。

4齢幼虫から5齢幼虫になりました。
幼虫揺れる
2021.6.8,12
クロアゲハの終齢幼虫を突っつくと、ゆらゆら。
これは威嚇。臭角を出す前の段階。
寝落ちしそう、に見えます。
申し訳ないけれど、人間は「かわいい」という反応が趨勢。
これは別の個体。つぶらな瞳。
臭角を出すと体力を消耗するそうですが、これならたいしたことなさそう。

でも、ほどほどに。
無用の長物
2021.6.12~
昨年ジャコウアゲハ用に植えたウマノスズクサが想定外の成長。

ベランダの梁まで伸び、

花を咲かせています。

地味な花。
それでも、無用の長物になりそうです。
というのは、近所で唯一の自生地(団地の植え込み)が刈り尽くされ、ジャコウアゲハの幼虫を捕れなくなったから。
かみさんがそれを知った日には、産卵に来た雌蝶がずっとさまよっていたそうです。

見ていて切なかった。
これは昨年夏の産卵シーン。
ここの草が全部刈り取られました。
東京でウマノスズクサは絶滅危惧種になっていますが、刈り取った人にとってはただの雑草なのでしょう。

その時に保護した蛹2匹のうち、1匹が羽化しました。
皮肉なことに雌。

右後翅が伸びきっていませんが、ちゃんと飛べました。
元気に飛んでいったものの、おそらくペアリングも産卵もできないでしょう。
もしかしたら、船堀界隈でウマノスズクサがあるのは、うちのベランダだけかもしれません。

ペアリングして戻ってこないかなぁ。
液状便
2021.6.12~14
アオスジアゲハの幼虫がガットパージで液状便をしました。

ナミアゲハやクロアゲハと違って、アオスジアゲハが液状便をすることは滅多にありません。

液状便をおしりにつけたまま蛹化。
葉っぱに這った跡が残っています。

こんなのは初めて。

脱け殻にも便のなごり。

ちゃんと羽化できるかなぁ。
日陰者
昨年かみさんがよく幼虫を取っていた柑橘の木が、ばっさり枝打ちされていたそうです。
そこはこんもりと薄暗くなっていて、クロアゲハが多く、モンキアゲハもいた所なので、とても残念。
黒系のアゲハが薄暗い所を好むのは、翅が熱を吸収しやすいためと聞いたことがあります。それで直射日光を避けるのだとか。


日陰者。
コロナ禍の人間界とは対照的に、今年はますます希少種になりそうです。
2021/6/24,8/5
コメント