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アゲハ蝶の餌【アンケート結果】砂糖水 蜂蜜 ポカリスエット 濃度は?

アゲハ蝶を保護することにしましたか? は何がいいのか、 濃度はどれぐらいがいいのか、と悩んでいるところでしょうか。餌の種類や濃度が適切でないと、蝶はちゃんと栄養補給ができません。

アゲハ蝶の代用餌の種類と濃度に関するアンケートを取りました。その結果を踏まえ、この記事では以下の質問に答えます。

  • アゲハ蝶の一般的な代用餌は何か。
  • 餌の濃度はどれくらいが適切か。
  • 室内で生花は餌になるのか。

この記事をご覧になれば、適切な餌やりができるようになります。

アゲハ蝶の餌

ここに書いてあることはアゲハチョウの種類を問いません。

広く使われている代用餌は3種類

どんな代用餌が一般的なのか。ツイッターでアンケートを取りました。

回答は4つしか設定できないため、選択肢は代表的な代用餌3つとその他。回答数は156票。ポカリスエットが断トツとは意外でした。

「その他」の内訳は概ね以下のとおり。

  • 昆虫ゼリー
  • 蜂蜜と花粉の水割り
  • ランタナ(切り花)
  • アクエリアス
  • リンゴの皮+ポカリスエット
  • 砂糖+蜂蜜+黒糖+酒

いろいろありますね。

果汁も吸います。スイカはよく吸いました。

アゲハチョウの研究をしているJT生命誌研究館のサイトに、こんな記述がありました。

成虫用の餌には、市販のポカリスエットを与えています。きちんと比較したわけではないのですが、ポカリスエットを与えた成虫が最も元気に活動してくれるように感じています。

JT生命誌研究館・昆虫食性進化研究室

ということで、多くの人が利用しているポカリスエットはいいようですね。

我が家では自然由来のものがいいと思って、純粋の蜂蜜を与えています。砂糖水にするなら黒砂糖など、ミネラルを含む精製されていない砂糖を使ったほうがいいでしょう。

濃度は餌の種類によってまちまち

餌の濃度は大切です。

蝶は口吻(こうふん)と呼ばれるストロー状の細い器官で蜜を吸うため、粘り気が強すぎると吸い込めません

餌の濃度に関してもアンケートを取りました。

これも選択肢が限られるため、無理矢理まとめました。

「砂糖水・蜂蜜10倍程度」が多いのは意外。我が家では 今年の飼育日誌5稿 に書いたとおり、10倍では濃すぎると思って、もっと薄くしています。

足立区生物園のQAにはこう書いてありました。

餌は、蜂蜜を10%(又はスポーツドリンクを2倍)にうすめたものをスポンジやティッシュに含ませて与えます。

足立区生物園・生物全般に関する質問

スポーツドリンクは2倍ということですが、アンケートの回答は原液と希釈で拮抗。

まぁ、どっちでもいいんでしょうね。

室内で生花は餌になるのか

自然界ならアゲハ蝶の餌は花蜜です。であれば、室内でも生花から蜜を吸わせればいいと思われるかもしれません。果たして、どうなのか。

我が家で試したことがありました。

花にとまっても蜜を吸いません。

この時は紫外線が乏しくて、ネクターガイド(蜜のありかを示す印)が見えなかったのか。あるいは、腹が空いていなかったのか。

吸蜜した時もあります。こちらの記事をご覧ください。

ということで、条件が整えば室内でも生花から吸蜜します。

あとがき

以上、アゲハ蝶の餌について書きました。お役に立てば幸いです。

餌やりの方法に関してはこちらの記事をご覧ください。

2022/4/22,2023/9/23

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