アゲハ飼育日誌2019年第13稿:
ここまで今年のアゲハ飼育日誌を書いてきて思うことは、初めての見聞が多いこと。発見が多いということは、それだけアゲハチョウの生態は奥深いということか。
本稿にもそういう話があります。
初の脱走
2019.6.16
アオスジアゲハの幼虫は蛹化が近づくにつれ、透明感が増してきます。
2匹とも蛹化間近ですが、右のほうは最後の排泄が済んでいます。左のほうはおしりに糞がたまっているのがわかりますね。
このあと、それぞれビン刺しの上で徘徊を始めたのですが、右のほうが脱走しました。
アオスジアゲハの幼虫が脱走したのは初めて。じゅうたんの上でもぐいぐい行きます。
これまで我が家のアオスジ幼虫は例外なく、クスノキの葉っぱの裏で蛹化しているので、場所が決まらずに長時間徘徊することはありませんでした。
今回はビン刺しに水平の葉っぱがないので脱走したようです。鉢植えのクスノキに乗せたら、すぐに落ち着きました。
建物の壁に張り付いたアオスジアゲハの蛹を見たことがあります。
こういう理由でそうなったのかもしれません。
2頭羽化
2019.6.16
羽化用ケースのナミアゲハと、アオスジマンションの8頭目が羽化しました。
両方とも午前中に羽化。
きょうは朝からいい天気でしたが、前回の日誌 に書いた失敗から学び、自発的に飛ぶのを待って外へ。
2頭とも元気に飛んでいきました。
寄生された?
2019.6.17
ベランダ組ナミアゲハの幼虫が徘徊を始めたので、虫かごに閉じ込めました。
虫かごでの蛹化3匹目にして、初めてふたではない所、枝に糸掛け。それはよかったのですが、こんな前蛹になりました。
ガングロ前蛹。こんなのは初めて。ベランダ組なので、寄生されているのではないかと心配しています。
おしりも黒い。ガングロでシリグロですが、ハラグロではありません。
防虫ネットで蛹化
2019.6.17
ベランダ組を見ていたら、防虫ネットの上を徘徊している幼虫がいました。
虫かごに閉じ込めたほうがいいのかどうかと考えていたら、すでに防虫ネットに張り付いている蛹を発見したのでやめました。
この幼虫はベランダ組4匹目、蛹は3匹目。中には残り2匹。
葉っぱは結構食べられていますが、この山椒はまだ大丈夫そうです。
2019/6/18,2022/2/1
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