アゲハ飼育日誌2019年第62稿:
年の瀬。余すところ、あと3日。
今年のアゲハ飼育日誌は、これとあと1つくらいは書けそうです。
この時期になっても、いろいろトピックはありますので。
最後の砦
2019.12.18
越冬を見込んでいたナミアゲハが次々に羽化。
ついに最後の1匹になってしまいました。
最後の砦。
今年の日誌49稿 に書いたナミアゲハの幼虫7匹のうち、すでに6匹が羽化したことになります。
幼虫たちがいた外廊下は夜間も照明が当たっていたので、羽化してしまったのでしょう。
越冬させるためには、ちゃんと光と気温の管理をしないとだめですね。
通説では、若齢幼虫時の日長が13時間30分を下回らないと越冬しないとのこと。
幼虫をダンボール箱に入れて、光が当たる時間をきっちり10時間にしている、という人の話を聞きました。気温は16~18度がいいそうです。
家飼いのアゲハの越冬は、簡単ではありません。
せめて最後の1匹は越冬してほしいところ。
今のところ、羽化の兆候はありません。
飛べば飛ぶほど
2019.12.21
アゲハチョウは飛べば飛ぶほど翅がちぎれたり、鱗粉が飛んだり、脚が取れたりで、ボロボロになっていきます。
自然界にいるより家の中にいるほうが、消耗が激しいのではないか。
翅がボロボロなのは元気な証拠、と言ってよさそうです。
中でも元気なのは唯一のアオスジアゲハ。
ナミアゲハはひらひら飛ぶのに対し、アオスジアゲハはバタバタ飛びます。行動範囲も広く、時々行方不明になって困ります。
ここはお気に入りの寝場所。血圧計の袋。
夕方になって明るい部屋にいると、寝場所を探して飛び回りますが、落ち着くのは暗い部屋の壁か天井かここ。
翅がここまで短くなると、蛾みたいですね。
一太郎没
2019.12.22
ナミアゲハ五太郎の1頭が死にました。
何日生きたのか。五太郎の生まれた順番はわからないので、生存日数は不明です。
死ぬ間際にこうなりました。
なぜかおしりが大きく開き、しばらくしたら何事もなく閉じました。
どういうことなんでしょうね。ご存じの方は教えてください。
かみさんは蝶の亡骸を捨てられず、全部ケースに入れて取っています。土に埋めて線香をあげたフォロワーさんもいました。
アゲハ愛に感服します。
翅干し
2019.12.25
魚は日干し。亀は甲羅干し。蝶は翅干し。
アゲハたちは飼育ネットの外に出ても飛び回ることはなく、
このようにカーテンの裏側で翅を広げて落ち着きます。
気温が低いので、飛び回る気にはならないのでしょう。それでも、晴れた日はとても幸せそうに見えます。
日が暮れると、
そこで翅を閉じて寝てしまいます。
このままでは窓辺の冷気で冷え切ってしまうので、飼育ネットに入れるか、別の場所に移します。
この日はいい天気でした。
明日も晴れるといいね。
カーテンに アゲハ張りつく 年の暮れ
2019/12/28,2022/2/8
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