アゲハ飼育日誌2020年第43稿:
東京は真夏のような日照りが続いていますが、蝉の声はもう聞こえなくなりました。
代わりにコオロギや鈴虫?の声が大きくなり、季節の移ろいを感じます。
餌節約
2020.8.31
餌の調達も一苦労なので、かみさんは贅沢を許しません。
一枝に7匹。
新鮮な葉っぱは無駄なく食べさせてから、別の枝に移動させます。(実際にはそううまくいきません)。
クロアゲハは葉っぱが多少硬くても食べますが、ナミアゲハは選り好みするとのこと。
贅沢ですね。
ミノガ
2020.8.31
今年は外で調達した食草にいろんな虫がくっついてきます。
今度は柑橘類に謎の生き物。
全長2mm。ぱっと見、ヤドカリかミノムシのよう。
Yahoo!知恵袋で尋ねてみたら、「チャミノガなどのミノガ類の若齢幼虫」という回答をいただきました。
なるほど。
若齢幼虫という発想はありませんでした。小さくてもミノを作るそうです。
いわゆるミノムシですね。
ミノムシはチョウ目ミノガ科の蛾の幼虫。 一般的にはオオミノガかチャミノガの幼虫とのこと。
これもチョウ目でした。
のどぐろ
2020.8.24~9.5
のどぐろって魚、いますよね。
テニスの錦織が好きな魚。
これものどぐろ。
のどと言っていいのかどうかわかりませんが、顔の下の部分が黒くなっています。
いったいこれはどういうことなのか。
薬害?
寄生ではなさそうです。
アオスジアゲハの幼虫は変死が多いので、これもそのうち死ぬのではないかと思っていましたが、
このとおり前蛹になり、
蛹になりました。
全体の色は普通ですが、帯糸は前代未聞の黒。
体長はなんと2.5cm。こんな小さいアオスジアゲハの蛹は見たことがありません。普通3cmはあります。
食べた餌の量が少なかったのでしょう。
まともに羽化できるのか。心配です。
一縷の望み
2020.9.2
最近の記事 に書いたとおり、ヤドリバエに寄生されても、大きな蛹で、ヤドリバエが1匹だけなら羽化するかもしれない、という話を聞きました。
まさにこれはそういうケースだったので、一縷の望みをかけて、蛹をしばらく取っておきましたが、駄目でした。
クロアゲハの蛹。
このとおり、中は空洞で、茶色い体液が少しあっただけ。
寄生された蛹はこうなってしまうんですね。
このところ、ヤドリバエが1匹だけの寄生が3件続きましたが、全滅。
ああいうのは普通あり得ないこと。
例外中の例外です。
謎の失踪
最近、謎の失踪が続いています。
昨晩はアオスジアゲハ4齢幼虫が失踪。
なかなか見つからず、あきらめかけてふと見ると、近くの枯れかけたアボガドの枝にいました。
アボガドはクスノキ科植物とはいえ、食べられそうな葉っぱはないのに。
数日前にもアオスジアゲハ2齢幼虫がいなくなり、行方不明のまま。おそらく、もう死んでいるでしょう。
いずれも新鮮な葉っぱだったのに、何でさまよい出るのか。
理由がわかりません。
わかる方は教えてください。
2020/9/9,2022/2/13
コメント
ノドグロは血が出たり 吐いたりしてそれが周りにつき 乾いて固まったものです。
普通に蛹化します。気にしないでください。
ありがとうございます。そうですよね。この記事を書いた時はわかっていませんでした。