アゲハ飼育日誌2019年第46稿:
「大型で非常に強い」台風19号が近づいてきました。
明日は関東直撃の予報。我が家は海抜ゼロメートル地帯の団地の4階。荒川の堤防が決壊したら、浸水するかどうか微妙な高さです。
昨日クロアゲハが1頭ゆったりと飛び立っていきました。
無事やり過ごせるか、心配です。
黄色いアゲハ
2019.10.5
ナミアゲハが3頭羽化しました。
アオスジアゲハと比べれば、ナミアゲハの発育は順調です。
1頭はかなり黄色がかっていました。
こうやって見てみると、ナミアゲハも綺麗ですね。
船堀界隈でキアゲハを見たことは一度もないのですが、こんな感じか。
前翅の付け根のほうに筋状の模様があるのがナミアゲハ、黒く塗りつぶしたようになっているのがキアゲハ、と見分けるようです。
長野県に住んでいる親戚の話では、周りにいるのはキアゲハばかりで、ナミアゲハはほとんど見ないとのこと。寒くてミカン科の植物が少ないからでしょう。
ナミ、クロ、アオスジアゲハの幼虫と比べると、キアゲハの幼虫はグロいですよね。それでも飼ってみればかわいいと思うのか。
平安の背中
2019.10.9
ナミアゲハの幼虫は背中にも顔があります。
平安の背中。
白ぶちの目に麻呂眉、おちょぼ口の長い顔、烏帽子をかぶっています。
ナミアゲハの幼虫の模様は基本同じですが、よく見ると横線の色が濃かったり薄かったり、太かったり細かったり、点があったりなかったり。個体によって結構違います。
この2匹はよく似ていますので、きっと同じ親でしょう。
エアー糸掛け
2019.10.10
アオスジアゲハの幼虫は通常葉っぱの裏で蛹化します。
それがなぜか、枝で蛹化前の糸掛けを始めたと思っていたら…
2時27分
糸が出ていません。おしりも固定されていません。
エアー糸掛け。
エアー糸くぐりまでしています。予行演習? こんなのは初めて見ました。
そのうち、枝にお腹だけくっつけてぶら下がっていました。
それでも前蛹状態のようなので、脱脂綿の上に置いておいたら、夜になって脱皮を始めました。
21時31分
かみさんがピンセットでアシストして、何とか蛹にはなったものの、ちゃんと羽化できるのか。
エアー糸掛けは寄生されているゆえの奇行かもしれません。
おまけ
バラードを熱唱するアオスジくん。
かみさんはそう見えると言っていますが、どうですか?
2019/10/11,2022/2/5
コメント
はじめまして。アゲハチョウを育てているので、参考に拝見しています。アオスジアゲハは育てたことがないですが、かわいいですね!うちはキアゲハが多いです、キアゲハはおしりに困り顔があって、本当にかわいいですよ!あと、いつみてもパセリをもりもり食べていて飽きないです。アゲハの季節ももう少しですね、寒くなってきたので、うまく越冬蛹になってほしいです~
当ブログを参考にしてくださっているとのこと。恐縮です。キアゲハの幼虫も可愛いんですね。我が家でもいつか飼ってみたいと思いますが、船堀では無理そうです。
春の楽しみに何匹か越冬してほしいですね。コメントありがとうございました。