アゲハ飼育日誌2020年第37稿:
月変わりと共に梅雨明け。
ほぼ1か月ぶりの朝から晴天。巡り合わせよく、今日は羽化ラッシュ。
虎の子ジャコウアゲハも羽化しました。
お面飛ばし
2020.7.29
アゲハの幼虫は脱皮した後、自分の脱け殻を食べます。
但し、お面、つまり頭部の脱け殻は食べません。
これはナミアゲハ3齢幼虫。
吹っ飛ばしました。
何でお面は食べないのか。
硬いからか。栄養にならないからか。
青の個体差
2020.7.31
前回も少し触れましたが、アオスジアゲハの翅の青は個体差が顕著です。

概ね奥の蝶のような黄色っぽい水色か、手前の蝶のような鮮やかな水色に分かれます。

前回の日誌 に書いた室内蝶はきれいな水色。
いつも窓辺で仲間が飛んで行くのを見送っています。
ジャコウアゲハ
虎の子ジャコウアゲハの続報。最終回。
蛹の変化
2020.7.28~
概ねナミアゲハやクロアゲハの蛹は、蛹化直後は緑色、その後茶色に変わるか、緑色のままか。
ジャコウアゲハ夏型はこうでした。

7月21日、蛹化直後。濃い黄色。

7月28日、蛹化1週間後。少し冷めた黄色。
夏型はみんなこうなのか。

7月31日、羽化前日9時11分。上部が黒ずんできました。
よく見ると、角隠しをかぶったアヒルに見えませんか?


同日22時45分。全体が黒くなり、今にも出てきそうです。
羽化・放蝶
2020.8.1
朝起きたら、羽化していました。

羽化の動画を撮れず残念。
幼虫は茶色だったので、勝手に雌だと思っていたら雄でした。

翅も胴体も差し色はオレンジ色っぽい黄色。
今年の春に羽化した雄蝶はすべて赤だったので、意外でした。
と言っても、春型は赤、夏型は黄色というわけではなく、個体差です。


越冬して春に羽化した雄蝶は 今年の日誌7稿 で、雌蝶は 今年の日誌9稿 でご覧ください。
春に羽化した蝶は不用意にベランダから放しましたが、うちの周辺にはウマノスズクサの自生地がないことに気づき、今回は産卵地で放蝶することに。

翅を傷付けないようにトレーシングペーパーに包んで移送。
産卵地に着くと、ちょうど雌蝶が飛んでいたので、そこで解放。にもかかわらず、全然違う方向へ飛んで行きました。
ともあれ、これで我が家初のジャコウアゲハ飼育は無事終了。ミッションコンプリート。
おまけでこの日、私は初めて自宅以外で、ジャコウアゲハを見ることができました。
羽化日和
2020.8.1
絶好の羽化日和。

ここに写っているのは5頭だけですが、全部で8頭(ジャコウアゲハ1頭、ナミアゲハ2頭、アオスジアゲハ5頭)羽化しました。
夕方と夜に羽化したアオスジアゲハはお泊り。残り6頭は放蝶。羽化不全なし。
幸せな日でした。
2020/8/1,2022/2/12
コメント