アゲハ飼育日誌2019年第40稿:
このところ、我が家のアゲハたちがまた増えてきました。今いるのはナミアゲハが卵1個、幼虫20匹、前蛹1匹、蛹8匹、クロアゲハが幼虫2匹、アオスジアゲハが蛹2匹。
羽化も連日のように続いていて、きょうも3頭が元気に飛び立っていきました。
本稿は悲しい羽化の話から。
悲しい羽化
2019.9.2~7
トレイの下に張り付いていたアオスジアゲハが羽化しました。( 前々回の日誌 )
翅が乾いてからベランダのクスノキに乗せておいたのですが、なかなか飛んでいかないので、指でつまんだら前翅が簡単に取れてしまいました。羽化不全体だったようです。
うちで寿命を全うさせるつもりでいましたが、羽化後6日目で没。
短命でした。
取っておいた前翅を乗せた屍体。このまま取っておくとのこと。
残念。
必死の抵抗
2019.9.3
ナミアゲハ2齢幼虫同士が激しいバトル。
前方の幼虫はおしりを固定したまま、上半身をのけぞらせて臭角も出し、必死に抵抗しています。
最初はおもしろがって見ていたのですが、かみさんが前方の幼虫は脱皮前であることに気づき、あわてて後方の幼虫を別の葉っぱに移しました。
動画の最後のほうで、お面が取れてしまったことがわかります。
それでも、脱皮はできました。
ただ、臭角が出っ放し。これも 今年の日誌30稿 に書いた、やくざ顔青虫のようになってしまうかもしれません。
前蛹の脱皮
2019.9.4
ナミアゲハ前蛹の脱皮を撮りました。
10分超えの長尺なので、途中の4分だけ。これでも十分大変そうですが、最近ツイッターで見た蛾の幼虫の脱皮は3時間かかるとのこと。それと比べたら遊んでいるようなものです。
見つからない
2019.9.4
このひと月ほど、アオスジアゲハの卵や幼虫が全く見つからないそうです。
近所のクスノキを見てみると、遥か上のほうに若葉が生い茂っているので、おそらくそこに産卵しているのでしょう。
羽化は続いていて、残るは蛹2匹だけ。寂しくなります。
これは本日羽化した蝶々さん。やっぱり、奇麗ですね。
あとがき
話題性に乏しいので記事にはしていませんが、冒頭で述べたとおり、最近は羽化ラッシュです。考えてみれば、今孵化する幼虫が羽化するのは10月上旬から中旬。微妙な時期です。
そろそろ卵や幼虫の採取はやめたほうがいいのかもしれません。昨年の記録を見てみると、秋は越冬蛹が欲しくて飼育を続けたものの、結局年内に全部羽化していたことがわかります。
難しいところですね。
2019/9/8,2022/2/5
コメント