アゲハ飼育日誌2020年第24稿:
今日は夏至。春分と秋分の真ん中の中気。本格的な夏の始まりとなる日。
東京はまだ初夏の香り。夜は心地良い風が吹いています。
蛹破損
2020.6.11
羽化目前の蛹(ナミアゲハ)が付いている枝を動かしたら、蛹のおしりが外れてしまい、宙ぶらりんになってしまいました。
蛹を枝から取って見てみたら、こんな状態に。
おしりの先端が破けて、体の一部が見えています。
枝に残っていた破片(おしりの先端)。
慌てて蛹ポケットに入れました。上のほうもひび割れしています。
こんな状態で無事に羽化できるのかと思っていたら、
大丈夫でした。
羽化目前で体が出来上がっていたからでしょう。
蛹の移動は気をつけないといけません。
蛹便は蛹ポケットの中に駄々洩れでした。
タブノキに注意
2020.6.11
外で幼虫を取ってくる時は、幼虫が付いている葉っぱごと取ってきます。
その葉っぱが枯れてきたら、幼虫を新しい葉っぱに移しますが、この幼虫は新しい葉っぱを全く食べることなく、脱走、行方不明に。
周りの荷物をどかして探し、やっと発見。裁縫箱の上にいました。
糞をしている場合か!
新しい葉っぱ(クスノキ)をなぜ食べないのか。幼虫が付いていた最初の葉っぱと比べてみたら、微妙に形が違い、臭いも違うことに気づきました。
調べてみたところ、最初の葉っぱはタブノキでした。
クスノキとよく似ています。
タブノキもアオスジアゲハの食草、クスノキ科植物。
ナミアゲハは途中で食草の種類が変わっても食べますが、アオスジアゲハはだめなのか。
ご注意ください。
村社会
我が家では、アゲハの幼虫をビン刺しで飼育しています。
餌替えの苦労や脱走の危険が伴いますが、間近で見れて、すぐにさわれて、いろいろな角度から撮影できて、写真写りもいいという利点があるので。
現在ビン刺しの数は22本。1つのビンに幼虫は0~5匹ほど。
最近、村社会が形成されてきました。
ちびっこ村
ある時はナミアゲハ、ある時はアオスジアゲハの1齢、2齢幼虫の村落。
ちびっこ幼虫は行動範囲が狭く、餌も少なくて済むので、たくさんいても問題ありません。
アオスジ村
仲がいいですね。
アオスジアゲハはナミアゲハと違って、写真のように同じ葉っぱをホームにすることがよくあります。
かと思うと、こんなふうに激しく争うことも。
大きくなると狭っ苦しくなるからか。
蛹村
これは最近できたばかり。
ワンダリング(蛹化の場所決め)を始めた幼虫は、気に入った葉っぱがないと脱走するので、ここに移します。
なので、蛹村の枝には蛹化しやすい角度の葉っぱが、たくさん付いていなければなりません。
ほかにも、青虫村、山椒村、養子村など。楽し気です。
最後に
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2020/6/21,2022/2/11
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