アゲハ飼育日誌2020年第31稿:
ジャコウアゲハは今アゲハのトレンドなのか。SNSでよく見かけます。
我が家でもすくすく育っています。
ジャコウアゲハ
我が家初となるジャコウアゲハの卵採取( 前々回の日誌 )続報です。
孵化
2020.7.4
取ってきた4つの卵のうち、1匹が一足早く孵化しました。


産まれたては他のアゲハと同じように茶系の色。
卵と同様にオレンジ色がかっています。

目を離している隙に、他の3匹も孵化。

4匹は仲良く同じ葉っぱをホームにしています。
これは他のアゲハにはない習性ではないか。
返却再採取
2020.7.5
当初の予定では、ウマノスズクサ(ジャコウアゲハの食草)の確保が面倒なので、3匹は元の場所に戻して、1匹だけ飼うことにしていましたが、4匹とも戻すことにしました。
卵と一緒に取ってきたウマノスズクサが根付かず、枯れてきたので。
で、かみさんは4匹を元の場所に戻したのですが、帰り道で気が変わり、1匹だけ連れて帰ってきました。

これは最初の4匹とは別の1匹。
卵の殻を食べている途中だったそうなので、孵化して間もない幼虫です。
結局、当初の予定どおりになりました。
最初の脱皮
2020.7.7
七夕に最初の脱皮。


だいぶ黒くなりました。
脱皮直後の顔はこんな感じです。

ナミアゲハと同じようなキンカン顔。
目は付けまつ毛のよう。
しばらくすると、

このとおり、まっ黒になりました。
もう目はどこにあるのかわかりません。
ウマノスズクサ
2020.7.5~
ジャコウアゲハを飼うとなると、食草のウマノスズクサを育てなければなりません。
自生地
ウマノスズクサの自生地は全国的に少ないようです。
うちの近所では、前々回の日誌 に書いた団地の植え込みしか知りません。それも、小さい株が散在するだけ。おそらく雑草扱いで、大きくなると刈り取られてしまうのでしょう。
そこにジャコウアゲハの幼虫がわんさかいます。


なんだか、ハロウィンぽくないですか。
腹脚がかわいいですね。


オレンジ色は臭角。右は休憩中(?)の雌蝶。
幼虫を全部養えるほどの餌はなさそうですが、ジャコウアゲハは餌が足りなくなると共喰いをするので、大丈夫なのでしょう。蛹まで食べてしまうとか。
たくましいというか、こわいというか。
移植
そんな自生地から株分けしてもらうのは申し訳ないと思いつつ、また少しだけもらってきました。
ウマノスズクサは移植が難しいのではないかと思っていましたが、そうでもなさそうです。
最初に取ってきた株は枯れてしまったものの、根から新芽が出てきましたし、新たに作った鉢植えは根付いたようです。


ウマノスズクサはつる性多年草。生きた根が残っていれば、冬季以外は何度も新芽を出すそうです。
ジャコウアゲハは食欲旺盛なので、

これで足りるかどうか。
肥料が必要ということですが、今のところやっていません。
あとがき
ジャコウアゲハの幼虫、虎の子の1匹が無事に羽化したら、産卵から羽化までの記事を書けそうです。
ジャコウアゲハは毒を持っているので、一度襲った天敵は二度と襲わない、寄生もされにくいと聞きました。
生命力の強いアゲハです。
きっと無事に羽化してくれるでしょう。
2020/7/13,2022/2/11
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