アゲハ飼育日誌2019年第42稿:
今年はなぜかアオスジアゲハがよく死にます。
卵はタマゴコバチの寄生、幼虫はウィルス性(?)の病気、蛹はヤドリバエの寄生、蝶は羽化不全と受難続き。
ヤドリバエ以外は初めて見たことばかり。
本稿もそんな暗い話題から。
悲しい羽化続く
2019.9.7~13
前々回の日誌 に書いたアオスジアゲハに続いて、数日遅れで羽化した2頭も羽化不全でした。
1頭は朝になると、翅を落としながら窓際に移動。
バタバタ羽ばたきながら歩くので、翅が取れてしまいます。蝶は羽ばたかないと歩けないのか。
3頭とも最初は健康体に見えたのですが、飛ぶことができず、そのうち片方の翅が抜け落ちたり、ちぎれたりして、痛々しい姿になりました。
3頭とも同じ場所で採取した個体。遺伝か、病気か、薬剤の影響か。
2頭目と3頭目も短命。吸蜜もままならず、4~5日しか生きられませんでした。
最後はずっと窓際で。
トイレはきれいに使いましょう
2019.9.10
アゲハチョウの幼虫がきれい好きであることは知っていましたが、ここまできれい好きだったとは。
糞が落ちる場所をきれいに片付けてから排泄。
「トイレはきれいに使いましょう」。どこかに書いてあったような。
学ばされます。
ナミアゲハの幼虫密集
2019.9.12~16
ナミアゲハの幼虫が増えてきました。
最近かみさんは餌を節約するため、密集させています。
暑っ苦しい‼
たまにトレイの上をさまよったりもしますが、何とか共存しています。
これはかつての”ちびっこ村”。
おそらく3齢幼虫。鳥の糞たち。
またタマゴコバチ?
2019.9.13
ナミアゲハやクロアゲハの餌用に採ってきた葉っぱには、卵や幼虫が付いていることがあります。
これはその2つ。
明らかに違いますね。
左の卵は孵化間近。中に犬。
右の卵は 今年の日誌35稿 に載せた、寄生されている卵に似ています。
またタマゴコバチか。だとしたら、今季3度目。
生きているのか、死んでいるのか。
厭な予感がします。
あとがき
そろそろ越冬蛹を意識する時期になりました。
昨年は11月に入っても羽化しました。
アゲハの越冬に関してはこちらの記事をご覧ください。
その経験から、アゲハチョウはなかなか越冬しないという印象を持っていますが、今年はどうなるか。
越冬蛹がいれば春の楽しみが増えますが、寒い時期に羽化してしまったらかわいそう。なので、いつまで卵や幼虫の採取を続けるのか、難しいところです。
アゲハ愛好家の皆さんはどうしていますか?
2019/9/20,2022/2/5
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