モンシロチョウの寿命はどれくらいなのでしょうか。
モンシロチョウは孵化してから、幼虫、前蛹、蛹、成虫へと形を変える完全変態型の昆虫(鱗翅目)です。
この記事ではその成長過程を辿りながら、各形体期間の日数を記しています。
我が家でもモンシロチョウの飼育をしますが、個体の寿命は発生時期や生育環境に左右されるため、掲載している日数には幅を持たせています。
どうぞ参考になさってください。
モンシロチョウの寿命
モンシロチョウの生涯を5つのパートに分けます。
卵
卵の期間: 3日以上
モンシロチョウの卵:

孵化するまでの日数は平均気温が高ければ少なく、低ければ多くなります。
幼虫
幼虫の期間: 夏場は10日前後。気温が低ければそれ以上
モンシロチョウの幼虫:

これはおそらく4齢幼虫。
モンシロチョウの幼虫は1齢幼虫から5齢幼虫になるまで4回脱皮しますが、脱皮しても色も形も変わらないため、齢数がわかりにくいです。
幼虫の期間、つまり孵化してから前蛹になるまでの日数も、気温が高ければ少なく、低ければ多くなります。
前蛹
前蛹の期間: 1~2日
モンシロチョウの前蛹:

前蛹の期間とは、幼虫が糸掛けをしてから、脱皮をして蛹になるまでの期間です。
蛹
蛹の期間: 夏場は7日前後。気温が低ければそれ以上
モンシロチョウの蛹:

越冬する場合は、暖かくなるまで数か月休眠します。
成虫
成虫の期間: 数日~1か月以上
モンシロチョウの成虫:

成虫の生存日数は置かれた環境によって全然違ってきます。
自然界であれば天敵に襲われる危険があるので、数日しか生きられないかもしれません。
飼育環境下でも飼い主によって差が出ます。我が家でやむなく飼育した羽化不全体は、3週間生きました。

うちで育てたモンシロチョウは、羽化不全でなければ放蝶します。
ということで、成虫の期間は上記のとおり、曖昧な数字になります。
あしからず。
合計すると
ということで、各形体の日数をまとめるとこうなります。
卵 | 3日以上 |
幼虫 | 10日前後か、それ以上 |
前蛹 | 1~2日 |
蛹 | 7日前後か、それ以上 |
成虫 | 数日~1か月以上 |
これからモンシロチョウの寿命を割り出すとこうなります。
約3週間~1か月以上
冒頭で述べたとおり、この日数は発生時期や生育環境によって変わります。
越冬する個体はプラス数か月(越冬蛹の期間)です。
あとがき
以上、モンシロチョウの寿命、孵化してから死ぬまでの大まかな日数を書きました。
お役に立てば幸いです。
モンシロチョウ幼虫の飼育に関しては、こちらの記事をご覧ください。
2021/7/2
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