アゲハ蝶が羽化したけれど放したほうがいいか、放さないほうがいいか。雨が降っているけど、寒いけど、夜だけど、大丈夫かなぁ、と悩んでいますか?
アゲハ蝶の特性を知らないまま放してしまうと、後悔することになるかもしれません。
我が家では毎年アゲハチョウを育てていて、放すタイミングも会得しています。長年の経験から学んだことをこの記事にまとめていますので、迷った時の判断材料になさってください。
アゲハ蝶放す?
念のため書いておきますが、アゲハ蝶は羽化してすぐ飛べるわけではありません。翅が伸びて乾くまで少なくとも2時間、できれば3時間は待ってあげましょう。
雨の日だったら
雨の日だったらどうするか。
ここではっきり言えることは、本降りの雨だったら放さないほうがいい、ということぐらいです。羽化当日は翅がまだしっかりしていませんし、外に出しても雨宿りするだけなので。

雨が本降りではない場合どうするか。
少々の雨なら放すという人もいれば、少しでも降っていたら放さないという人もいます。
因みに、うちでは少々の雨なら放します。家の中にいると、バタバタ暴れて翅が傷ついたり、脚が取れたり、ろくなことがないので。
寒かったら
蝶が活動できないくらい寒い日なら、放さないほうがいいです。
蝶が活動できる気温
では、蝶が活動できる気温とはどれくらいなのか。
調べてもわからなかったので、専門機関に尋ねてみました。こちらの記事をご覧ください。
11月だったら
アゲハチョウの活動時期は概ね3月~10月です。では、11月に羽化してしまったらどうするか。
まだ暖かい日があるとしても、11月は平均気温がぐっと下がります。花も少ないでしょうし、ペアリングも難しいでしょう。
というわけで、家で寿命を全うさせてあげるほうがいいように思いますが、家の飼育環境なども考慮に入れて判断してください。
夕方~夜だったら
アゲハ蝶は昼行性なので、夜間は活動しません。
観察していると、夕方5~6時頃にはもう眠っているようです。


ということで、夕方以降は放さないほうがいいです。
アゲハ蝶放す?【まとめ】
以上、アゲハ蝶を放そうと思った時、雨の日だったら、寒かったら、夜だったらどうするか。参考になる情報を書きました。
放す時は無理やり飛ばすのではなく、蝶が自発的に飛ぶのを待つようにしましょう。
飛ばない時はそれなりの理由があります。こちらの記事を参考になさってください。
放さないことにした場合は、保護する場所や餌やりのことを考えなければなりません。こちらの記事を参考になさってください。
この記事がお役に立てば幸いです。
2022/9/25,2024/5/27
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