【実証】ジャコウアゲハ 幼虫の育て方 餌の確保 羽化までの記録

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ジャコウアゲハの幼虫を育てていますか?

ジャコウアゲハの幼虫は、他のアゲハとだいぶ様相が違うので、育て方も違うのかと思われるかもしれませんが、何ら変わったところはありません。

最近我が家で、ジャコウアゲハの卵を採ってきて羽化させました。

その様子は随時「アゲハ飼育日誌」に載せていましたが、それをこの記事にまとめましたので、ジャコウアゲハを育てる方は参考になさってください。

ジャコウアゲハ幼虫の育て方

ここではジャコウアゲハの成長過程を中心に書いています。

アゲハチョウの飼育に関する基本的な知識がない方は、こちらの記事も併せてご覧ください。

【簡単】アゲハチョウ幼虫の育て方オールインワン 画像動画満載
アゲハチョウの幼虫を育てていますか? この記事をご覧になれば、初めての人でも簡単に育てることができるようになります。長年の経験に基づき、細部に至る点まで丁寧に書いていますので、どうぞ参考になさってください。画像や動画満載です。

卵採取

幼虫の前に、まずは卵の採取から。

うちの近所で把握しているウマノスズクサ(ジャコウアゲハの食草)の自生地は1箇所だけ、友人宅がある団地の植え込みです。

そこにかみさんが行ったちょうどその時、ジャコウアゲハが産卵に来ました。

千載一遇の出会い。

植え込みに散在するウマノスズクサに、卵を産み付けていきましたので、

産まれたての卵を4つもらってきました。

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餌の確保

卵が孵る前に、餌を確保しておかなければなりません。

まず、卵と一緒にウマノスズクサを一株もらってきて、鉢に植えました。

これは数日後枯れてしまいましたが、その後、根から新芽が出てきました。

後日取ってきた株は大丈夫そう。

日誌を書いた時点では、肥料は何もやっていませんでしたが、ウマノスズクサ育友会の記事を参考にして、メネデール(植物活力素。液体肥料ではない)をやるようにしました。

ウマノスズクサはつる性多年草で、根が生きていれば冬季以外は何度も新芽を出します。

と言っても、鉢植えがうまく育つかどうかわかりませんし、育つとしても当分先なので、餌は自生地から採ってくるしかありません。

ジャコウアゲハが希少種なのは、ウマノスズクサが絶滅危惧種と言われるくらい少ないためです。

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孵化

ここから、いよいよ幼虫が出てきます。

卵は4つとも孵化しました。

1~2mmほど。

卵と同様にオレンジ色がかった茶系の幼虫。

ただ、餌は大量に確保できないため、この4匹は元の場所に戻し、代わりに産まれて間もない別の幼虫を1匹持ち帰りました。

我が家初のジャコウアゲハ飼育が始まりました。

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成長~脱皮4回

ほかのアゲハと同じように、ビン刺しで成長を見守ります。

7月7日12時12分、最初の脱皮。2齢幼虫に。

 

7月9日19時15分、2度目の脱皮。3齢幼虫に。

 

7月12日15時26分、3度目の脱皮。4齢幼虫に。

この時、やけに脱皮のペースが速いので、本当に同じ個体なのかどうか不安になり、画像を綿密にチェックしました。

結果、間違いありません。

 

7月16日おそらく1時頃、4度目の脱皮。5齢幼虫に。

2cmほどしかありません。

このあともりもり食べて、5cm近くまで成長しました。

 

補足情報: アゲハ飼育日誌の「ジャコウアゲハ急成長」

アゲハ飼育日誌2032 ジャコウアゲハ急成長 脱走組
虎の子のジャコウアゲハは急成長 脱走して行方不明になっていたナミアゲハ放蝶 脱走したアオスジアゲハの幼虫ガットパージ
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蛹化

恐れていた5度目の脱皮はなく、蛹化に向けて一連の行動が始まりました。

ガットパージ~ワンダリング

7月20日9時頃、ガットパージ(幼虫最後の排泄)がありました。

多くのアゲハと同様に水様便でした。

但し、色は黒。ウマノスズクサは毒草だからか。(後述)

このあと、ワンダリング(蛹化の場所探し)が始まりました。

ジャコウアゲハは壁で蛹化するイメージが強かったので、虫かごやダンボール箱に閉じ込めたのですが、なかなか決まりませんでした。

やむなくビン刺しに戻したら、すぐに茎で定着。

結局、放っておけばよかったのでした。

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糸掛け~脱皮

7月20日21時頃、蛹化の最終段階となる糸掛けと脱皮が始まりました。

その様子はこちらの記事でご覧ください。

アゲハ飼育日誌の「蛹化始まる」:

アゲハ飼育日誌2035 ジャコウアゲハ蛹化 まっ黄色の蛹
我が家は今蛹化ラッシュ 子飼いジャコウアゲハはまっ黄色の蛹になりました クスアオシャクは羽化。3匹目は脱皮と殻食

 

羽化

蛹化した後、羽化までの様子はこちらの記事でご覧ください。

アゲハ飼育日誌の「ジャコウアゲハ」:

アゲハ飼育日誌2037 お面飛ばし ジャコウアゲハ羽化
ナミアゲハ3齢幼虫、殻食前にお面飛ばし アオスジアゲハ翅の青の個体差 我が家初のジャコウアゲハ飼育終了。ミッションコンプリート
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所要日数

参考資料として、成長過程の各段階における所要日数を載せておきます。

産卵~孵化(卵の期間)>: 約5日
孵化~脱皮1回目(1齢幼虫の期間): 約2日
脱皮1回目~2回目(2 齢幼虫の期間): 2日と約7時間
脱皮2回目~3回目(3齢幼虫の期間): 2日と約20時間
脱皮3回目~4回目(4齢幼虫の期間): 3日と約10時間
脱皮4回目~前蛹(5齢幼虫の期間): 4日と約20時間
前蛹~蛹(前蛹の期間): 1日と約1時間
蛹~蝶(蛹の期間): 10日と約4時間

 

孵化(7月5日)から羽化(8月1日)まで27日

こんなに早く成長するとは思っていませんでした。

これはレアなケースなのか。

何しろ初めての飼育なので、現時点ではわかりません。

 

あとがき

私の知る限り、アゲハで終齢幼虫が黒いのはジャコウアゲハだけです。

ジャコウアゲハには毒があります。

幼虫時代にウマノスズクサにある毒素(アリストロキア酸)を体内に蓄積するとのこと。寄生されることは比較的少なく、ジャコウアゲハを襲った天敵は、二度と襲わないそうです。

ジャコウアゲハは餌が足りなくなると、共喰いします。蛹も食べてしまうとか。

雄蝶はフェロモンが強く、名前の由来になっている麝香のような香りがします。

このとおり、ジャコウアゲハはアゲハ界の異端。

このとおり成虫は美しく、魅力的なアゲハです。

この記事がジャコウアゲハ飼育のお役に立てば幸いです。

 

2020/8/2

アゲハ愛好会 その他ペットブログ・テーマ
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