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アゲハ飼育日誌2321 脱皮できないアオ 大きい黄色い卵は誰?

アゲハ飼育日誌2023年第21稿:

■脱皮する体力がないアオスジアゲハの幼虫

■脱走~充電ケーブルで蛹化したナミいも

■ひと回り大きい黄色い卵は何の卵?

■枝で緑になった蛹はおそらく初めて

脱皮できないアオ

2023.8.22

アオスジアゲハの幼虫はこういうことがたまにあります。

脱皮できない。脱皮するだけの体力がないのでしょう。

これは4齢幼虫。突起の色でわかります。(4齢幼虫の突起は黒い)

表皮はすっかり浮き上がっています。

かみさんが濡らした綿棒でこすって、皮を全部剝ぎました。

自力で脱皮できない幼虫は次の脱皮前に死ぬことが多く、これもそうでした。原因は何なのか。食が細かった? どうだったかな。

充電ケーブルで蛹化

2023.8.23~24

ナミいもがワンダリングで脱走するも、すぐ発見。

スマホの充電ケーブルに陣取っていました。

わかりやすい所でよかった。

ここで糸掛け。

ちょうど、くぐるところでした。

翌朝、蛹になっていました。接触面がツルツルだと緑色になるという定説どおり。

充電ケーブルはたくさんあるので、1本ぐらい使えなくても問題ありません。(笑)

大きい黄色い卵は誰?

2023.8.26~31

雨上がり。川沿いの柑橘の木から採ってきた大きい黄色い卵

ナミアゲハの卵よりひと回り大きい。

採取から2日後、途切れ途切れの模様が現れて孵化の兆候。クロアゲハの卵ならオレンジ色。黄色は誰?

蝶の卵図鑑 を見てみると、色的にはナガサキアゲハかオナガアゲハかモンキアゲハ。

オナガアゲハはおそらくこの辺りでは生息していないので、ナガサキアゲハかモンキアゲハと期待。どちらもこの辺りでは超希少種。

次の日こうなって、

その次の日、朝起きたら孵化していました。昨年採取したナガサキアゲハと似ています。並べてみると、

このとおり。右が昨年のナガサキアゲハ1齢幼虫。

ナガサキアゲハなら、卵から育てるのは初めて。

枝で緑になった蛹は初めて

2023.8.29

枝で蛹化した蛹は大抵茶色に変わりますが、これは緑のまま。ナミアゲハではおそらく初めて。

ワンダリング用アクリルケースの中。

蛹になって4日経っているので、これから茶色に変わることはありません。

枝の表面が若干ツルツルだったからか。周囲にあったものの影響か。温度? 湿度? 光量?

蛹の変色に関してはこちらの記事をご覧ください。

余聞

今日で夏は終わり。まだまだ暑い日が続くでしょうが、気象学的には明日から秋。

すでに自然界では越冬する時期に入っています。また短日処理の始まり。今年は何匹越冬させられるか。

2023/8/31,9/1

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