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アゲハ飼育日誌2319 ジャコウアゲハ5頭放蝶で保全活動終了

アゲハ飼育日誌2023年第19稿:

■2年ぶりのベランダ産卵ナミアゲハの卵5個発見

■ジャコウアゲハの卵5個採取~放蝶で保全活動終了

ベランダ産卵

2023.7.25

2年ぶりのベランダ産卵。

ナミアゲハがミカンの木に少なくとも5個産んでいきました。

4階までよく来たね。

かみさんは産んでほしくないので、鉢植えはネットの下に置いていますが、それをかいくぐって産卵。

幼虫は放っておいて、ワンダリングを始めたら室内に入れるとのこと。そんなうまいこといくか。

保全活動終了

6月27日に採取したジャコウアゲハの卵5個。全部孵化~放蝶達成で保全活動終了。

追跡個体羽化

2023.7.30

前回の日誌 で蛹になるまで載せた追跡個体が羽化。

オス。なんだか、みすぼらしい。

撮り方が悪かったんとちゃいますかぁ。

成長過程をまとめるとこうなります。

産卵~孵化卵の期間4日と約19時間
孵化~脱皮1回目1齢幼虫の期間2日と約1時間
脱皮1回目~2回目2齢幼虫の期間2日と約1時間
脱皮2回目~3回目3齢幼虫の期間3日と約22時間
脱皮3回目~4回目4齢幼虫の期間3日と約3時間
脱皮4回目~糸掛け5齢幼虫の期間4日と20時間?
糸掛け~脱皮5回目前蛹の期間1日と数時間?
脱皮5回目~羽化蛹の期間10日と数時間?

孵化(7月2日)から羽化(7月30日)まで28日

前回の追跡記録 を見ると、孵化から羽化まで27日だったので、この辺が標準的な日数なのかもしれません。

うちの近所にウマノスズクサの自生地は見当たらないので、卵を採取した場所まで連れて行きました。

面倒臭いけれど、道義上仕方ありません。(^^;)

ペアリングできるかな。

4頭連続オス

2023.8.1

2日後、うまいことに3頭まとめて羽化。

今度は飼育ケースに入れて搬送。

放蝶。全員オス。

この日も現地にジャコウアゲハの姿は無し。明るい兆しは見えず。亡霊の煙♪

待望の雌蝶

2023.8.3

2日後、最後の1頭が羽化。

待望のメス。

これは美しい‼ 我が家で夏型雌蝶の羽化は初めて。

生息地に搬送、放蝶。

これにて今夏のジャコウアゲハ保全活動は終了。

帰りに幼虫2匹の生存確認。一筋の光明。

蛹の移動改善

ジャコウアゲハの蛹は特殊な事情があって、蛹ポケットに入れるとかわいそうなので、これまでは割り箸にタコ糸で固定していました。( 今年の日誌1稿

それを今回は改善。

手順は以下のとおり。

  • 割り箸の蛹を付ける位置にセロテープを貼る。
  • その上に両面テープを貼る。
  • そこに蛹を台座(張り巡らした糸)ごと貼る。
  • 蛹と割り箸がくっつかないように、両面テープの剥がした紙を割り箸に巻き付ける。

こっちのほうがすっきりしていて簡単。

蛹を剥がす時は慎重に。

残しておきたい動画

残しておきたい動画は3本。いずれもジャコウアゲハ。

ジャコいものワンダリング。おそらく今年見納め。

5倍速

唯一食草の茎に糸掛けしたジャコいも。念入り。

踊る蛹。何故ここまで動くのか。

2023/8/12

コメント

  1. べる より:

    ご返信ありがとうございます。

    三角紙に入れて放蝶したのが7月下旬。
    もう1ターンしてみようかと翌月行くと、
    ウマノスズクサはすべて刈られており、
    沢山居たジャコ達は跡形も無く消え去っていました。
    そこは地元の大地主の所有地で、
    グロテスクな形状を嫌って
    定期的に刈り取られていると後で知りました。

    ただ、二週間経って見に行くと、
    ウマノスズクサ自体はかなり復活していました。
    また、幼虫が食べ残した根をベランダの鉢に埋めたところ
    すっかり根付きました。
    いつかはベランダに来てくれると良いのですが…。

    昨日はナミアゲハのメスが目の前でたくさん産卵して行きました。
    ベランダに蝶が来たのは4ヶ月ぶりです。
    10日前にナミアゲハのメスを放蝶したところでした。
    希釈ポカリをたっぷり飲んで、
    ベランダの柚子の枝に8時間くらい居て、巣立っていきました。
    きっとウチが気に入って帰ってきたんだと夫に話したら、
    「そんな訳あるかいな」と一蹴されました。

    コメント欄の返信がうまくできず、
    こちらに書き込みさせていただきました。
    長々と失礼いたしました。

    • たむら船堀 たむら船堀 より:

      そういう状況ではそちらの生息地も危ないですね。残念。
      コメントは大歓迎。またお願いします。