アゲハ飼育日誌2019年第7稿:
今年の関東地方の梅雨は梅雨らしい梅雨。きょうは肌寒い曇天。夕方から雨の予報。
本稿は1週間前の話から。
脱皮失敗?
2019.6.5
羽化用ケースに張り付いていたナミアゲハの前蛹が、まさかの脱皮失敗? 蛹にはなったものの、おしりの部分がぐにゃっと折れてしまいました。
動いているうちに糸が上のほうにずれてしまったようです。これはおそらく前例のないこと。死んでしまったかと思いきや、突っついたら動きました。
今はこうなっています。
無事羽化すれば脱皮失敗とは言えません。
そうなることを願うばかりです。
追記: 6月15日、無事に羽化しました。( 今年の日誌12稿 )
夏型羽化
2019.6.8
今季初のアオスジアゲハ夏型が羽化。
午前0時7分。
これまでどおり、羽化は早くても9時頃だろうと思っていたら、すでに7時過ぎの時点で翅がすっかり伸びていました。
写真を撮ってから放そうと思っていたら、かみさんがベランダの窓を開けたすきに外へ。
羽化したのはおそらく5時以前。我が家で夜間から早朝の羽化はごく稀です。晴れ姿を撮れず残念でしたが、元気に飛んでいってよかった。
発育不良?
2019.6.9
今年の日誌1稿 に書いたとおり、5月中旬、ナミアゲハがベランダの鉢植えに、少なくとも14個の卵を産んでいきました。
そのうちの幼虫1匹は行方不明、7匹は室内で飼育、残りの6匹は今もベランダの山椒にいます。
ベランダ組は室内組と比べると、かなりの発育不良。
このとおり、2匹はいまだに鳥の糞状態。室内組ではすでに2匹が蛹化、残りも蛹化間近なので、この2匹は1週間程度遅れています。
この格差の理由は何か。気温、光、餌、これぐらいしか思いつきません。
気温: 最近は梅雨寒の日が続いていて、ベランダの気温は概ね20~25度。夜間はもっと冷えます。室内組がいる部屋は寒暖差少なく、常時25度前後です。
光: ベランダは南西向きですが、アゲハがいる山椒の鉢は、陽当たりが悪い場所に置いてあります。室内組は人間が活動している間(7時頃から0時頃まで)、ずっと窓越しの日光かLEDの光を浴びています。
餌: ベランダ組は生い茂った鉢植えにいるので、餌は常に新鮮。室内組の餌は切り枝の葉っぱ。こまめに換えているとはいえ、鉢植えに比べれば鮮度は落ちます。
ベランダ組は寄生されている可能性がありますが、これまでの経験上、寄生されていても成長速度は変わりません。となると、成長速度が違う理由は気温と光ということになりそう。
あとは、室内組にはかみさんが話しかけながら、愛情深く世話をしているので発育がいいのかもしれない、と思ったりもしています。人間と同じか。
今の時期、室内組のナミアゲハは、概ね孵化から20日足らずで蛹になります。これは自然界より速いのか。
どうなんでしょうね。
あとがき
我が家のアゲハ飼育はピークが続いているため、トピックが目白押し。投稿をさぼっていると、日誌がどんどんたまってしまうので、がんばらないといけません。
かみさんが撮った写真や動画は容赦なく増えていきます。
2019/6/12,2022/7/15
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