アゲハ飼育日誌2019年第29稿:
関東の梅雨明けは台風接近のせいとかでお預け。いったいいつ明けるのやら。
一昨日鳴いたミンミンゼミはあれっきり。梅雨明けが延びたことに気づいたか。
本稿は暗い話題から。
あしからず。
寄生の予感
2019.7.21
アオスジアゲハの蛹に怪しい黒点が現れました。
おそらく寄生虫です。
去年のいやな記憶がよみがえりました。黄色く変色して体液が染み出たぶよぶよの蛹。
興味のある方はこちらの記事をご覧ください。

去年の例では、蛹に黒点が現れることはありませんでした。
となると、今回はこれからどうなるのか。
見守っていくしかありません。
小型羽化
2019.7.21~22
前々回の日誌 に書いたナミアゲハ小型蛹が色づいてきました。
3cm弱。
稀に見る小型ですが、翌朝無事に羽化しました。
成虫も春型のような小型。
小さくても健康体です。元気いっぱい飛んでいきました。
ベランダは危険
2019.7.22
ナミアゲハの幼虫4匹が付いているベランダの山椒を室内に入れました。
なぜかと言うと、1匹の幼虫がこうなっていたからです。
臭角が1本出たままで、上半身に黒い染みのような箇所があります。
もしかしたら、これも寄生されているのか。
蛹になってみないとわかりません。いたって元気で、もりもり葉っぱを食べています。
寄生されているとしたら、だれのために食べているのか、と考えてしまいます。
翌日。出っ放しになっていた臭角は干からびてしまったようです。
前脚もちょっと様子がおかしいように見えますが、気のせいでしょうか。
やっぱり、ベランダは危険です。
糞3種類
2019.7.23
ナミアゲハやクロアゲハの糞は基本、以下の3種類です。
①乾いた黒い糞(右上)、②水気がある糞(右下)、③水様便(幼虫最後の排泄物)。
②の色は食べている葉っぱによって、黒だったり緑だったりします。
②は③が近い証拠。
③が出たらさまよい始めますので、飼育ケースに閉じ込めます。
糞の変化を見逃さないため、終齢幼虫は1匹ずつビン刺しに乗せて、トレーに置いています。
あとがき
最近、アオスジアゲハの幼虫や卵が見つからないと、かみさんが嘆いています。
ナミアゲハはすぐ見つかるそうですが。
アオスジアゲハの幼虫は寄生される確率が高いそうですね。我が家では謎の変死もありました。
今年はアオスジアゲハ受難の年にならなければいいのですが。
2019/7/25
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