■今季越冬蛹最初の羽化はベランダのナミアゲハ
■ジャコウアゲハは繁殖地に搬送して放蝶
■キマダラカメムシ里帰り?無事越冬の挨拶か
■グリーンとピンクのオシッコ
今季越冬初羽化
2022.4.17~18
唯一ベランダで越冬した蛹が色づきました。

4月17日16時58分
これは 昨年の日誌35稿 に載せたドちび蛹。

翌朝、羽化。
例年どおり、今年も最初の越冬羽化はベランダから。

前翅長3cm。ドちびナミアゲハ♂。
昨年の初羽化(3月28日)より、ちょうど3週間遅れでした。
ジャコウアゲハ放蝶
2022.4.19
今季2頭目、室内組最初の羽化はジャコウアゲハ♂。
昨年救済した6匹のうちの1匹です。( 昨年の日誌43稿 )

これは繁殖地に連れて行かなければなりません。
うちの近所にウマノスズクサ(ジャコウアゲハの食草)は、おそらくありませんので。

羽化してから3~4時間後、ジャコウの楽園(友人宅がある団地の中庭)まで搬送。
バイクで5分程走って到着。すでにジャコウアゲハが少なくとも5頭は飛びかっていました。
早速、放蝶。
と思ったら、全く飛ぶ気なし。いくら振り回しても、紙にしがみついて飛びません。
仕方なくむりやり草にとまらせたら、
突然雌が近寄ってきて、慌てて飛んでいきました。
雌蝶はフェロモンを嗅ぎつけたんですね。
思いも寄らない展開に私もびっくり。
住宅地に消えたうちの子は、そのうち戻ってくるでしょう。
カメムシの里帰り
2022.4.22
玄関ドアを開けて外に出たら、

足元にこれがいました。
キマダラカメムシの立派な成虫。
もしかして、去年うちで育った子の里帰り? 無事に越冬して挨拶に来たのか。
私と会ったら、義理を果たしたと言わんばかりに去っていきました。
これをツイッたら、「脚の運び方がよく分かりました」とのリプ。あぁ、そう言われてみれば。
6本脚の歩き方がわかりました。左の前脚と後ろ脚と右の中脚が一緒に動いて一歩。次に右の前脚と後ろ脚と左の中脚が一緒に動いて一歩。一方の前脚と後ろ脚が他方の中脚と連動しています。

複雑だな。
キマダラカメムシ成長の記録はこちらの記事でご覧ください。
グリーンとピンク
2022.4.26~27
久しぶりに見たよたよた羽化。
アオスジアゲハの羽化はいつもこんな感じです。
余りに遅いので5倍速にしました。
羽化した成虫は初めて飛ぶ前、必ずオシッコをします。


アオスジアゲハのオシッコはグリーン。


オシッコに見えない。




ジャコウアゲハのオシッコはピンク。


ジャコウアゲハ2頭目は♀。
これも搬送しました。
余聞
しばらく飼育日誌の投稿をさぼっているうちに、今季初○○がいろいろありました。
84匹の越冬蛹は続々羽化して、残りは20数匹。




昨年に比べ、寄生も羽化不全も少なく、比較的順調です。
イモ活も始まり、本格的なアゲハシーズンの到来。
これからが楽しみです。
2022/5/7
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