アゲハ飼育日誌2019年第24稿:
東一番町ブラザー軒 七夕の夜♪ ~ 高田渡
きょうも雨。
羽化したナミアゲハとアオスジアゲハはお泊りです。
蛹化前の糸掛け
2019.7.1
アゲハチョウの生涯で一番労力を要するのは、蛹化前の糸掛けではないでしょうか。
これはアオスジアゲハの糸掛けです。
糸掛けの全行程はかなりの長尺になりますので、最後のほうだけアップしました。
幼虫が蛹になる場所を決めて、おしりを固定してから、輪っかを作ってくぐるまでの全行程には、おそらく15分ぐらいを要します。
かみさんは「偉いねぇ」と声を掛けながら、その様子を見ているとのこと。前脚がたまらなくかわいいそうです。
前蛹から蛹になる時の激しい脱皮に備え、何重にも糸を吐いて束ねるところを見ていると、私も頭を撫でてやりたくなります。
蛹化のサイン
2019.7.2
アオスジアゲハの幼虫は蛹化が近くなると、糞が大きくなります。
右側の幼虫の糞は明らかに大きくなっています。
アオスジアゲハの幼虫は、ナミアゲハやクロアゲハのような水様便はしませんので、蛹化に備えるためには、このような観察が求められます。
と言っても、ほとんどの場合、脱走、徘徊はしませんので、放っておいても大丈夫。蛹になる葉っぱが決まるまで動き回りますが、大抵はすぐに決まります。
かみさんは糞もこのように集めています。
色とりどりですね。
容器がいっぱいになると、鉢植えの肥料にしているようです。
無事孵化
2019.7.2
片栗粉で葉っぱにくっつけたナミアゲハの卵が、無事孵化しました。
ちゃんと卵の殻も食べました。
今年の日誌20稿 に書いた同様の卵は、残念ながら孵化しませんでしたので、よかったです。
片栗粉接着の安全性が実証されました。(笑)
ほろ酔い気分
2019.7.2
アオスジアゲハ3齢幼虫に霧吹きで水を掛けてみると…
最初は大暴れ。落ちそうな勢いでしたが、そのあとはゆ~らゆ~ら、ほろ酔い気分のようでした。
いいですね。
追記:
これはやってはいけないことだったようです。悪いことをしてしまいました。
以後、慎みます。
あとがき
かみさんは暇さえあれば、アゲハの幼虫を見ています。「ずーっと見ていたい」と。
飽きないそうです。
私はしばらく見ていると飽きてきます。これではアゲハ愛好家とは言えないでしょうか。
どうですか? ずっと見ていられますか? アゲハの幼虫。
2019/7/7
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