アゲハ飼育日誌2021年第19稿:
8月も残り10日余り。
夏の終わりはいくつになっても寂しく感じます、と、毎年書いているような気がします。
珍しいトピックを含む飼育日誌。
フリフリ
2021.8.9
幼虫が脱皮の最後におしりをフリフリするのが好き、と言う人、多いですね。
こんな感じで。
3倍速。
フリフリフリフリ、ピクピク、フリフリ、ピクッ。お面飛ばし。
クロアゲハの青虫誕生。
糸掛けしない前蛹
2021.8.11~15
糸掛けしない前蛹が続きました。
アオスジアゲハは葉っぱの上で。
蛹ポケットに移しましたが、
翌日黒くなって死んでいました。
脱皮し始めで、こと切れたようです。
今年は見慣れた光景です。
追記(2022.4.4):
原因は寄生虫かもしれません。記事末尾にあるAYA☆さんのコメントをご覧ください。
クロアゲハはおしりの固定をしただけ。かろうじて枝にくっついていますが、帯糸は掛けていません。
この幼虫はガットパージらしい排泄がなく、水様便垂れ流しで10時間以上歩き回っていました。
なので、前回の日誌 に書いた「徘徊後衰弱死」と同じと思っていましたが、意外にも蛹ポケットに入れておいたら、
翌日ちゃんと蛹になっていました。
果たして、ちゃんと羽化できるのか。
どうかな。
蛹便が出ない羽化
2021.8.15~19
蛹便が出ない羽化。
こんなのは初めてです。
翅はくちゃくちゃのまま。お腹はパンパン。
クリオネみたい。
蛹便とは…
さなぎから羽化するときに排出される体液。チョウなどの完全変態をする昆虫の一部にみられる。折りたたまれた羽を展開するとき、翅脈に体液を圧送するが、その余分な体液を便として排出するもの。羽化液。― デジタル大辞泉
ということは、体液が翅に圧送されず、蛹便も出なかったということか。
それでも、
翌日にはだいぶ細くなりました。
吸蜜も。
カーテンにはとまれず、床ではすぐひっくり返ってしまうので、専用宿舎で就寝。
弟分と窓辺のひと時。
5日で没。短命でした。
追記(2022.4.4):
蛹便が出なかった原因は糞詰まりのようです。記事末尾にあるAYA☆さんのコメントをご覧ください。
天井で蛹化
2021.8.18~19
アオスジアゲハの幼虫が靴箱の上のビン刺しから脱走。ワンダリング。
周りを見渡すと、
天井で蛹化の模様。
アオスジアゲハはだいたいビン刺しの中で蛹化しますが、気に入った角度の葉っぱがないと脱走します。
翌日無事に糸掛け、脱皮。
我が家で天井に張り付いた蛹は初めてかもしれません。
蛹ポケットとどっちがいいのかなぁ。
2021/8/20
コメント
たむら船堀様、こんばんは。
コメント上は初めまして。
知恵袋でお世話になったアゲハ歴1~2年ぐらいの者です。
その節はありがとうございました!!
色々分かってきたのでお知らせします。
>糸掛けしない前蛹
→私の場合「蛹ポケットに移しましたが、」の下の写真の時に
薄い皮をピンセットで外しています。
ちなみに原因が知りたくてそのまま取っておいたのですが
後日ウジャウジャ白い幼虫が出てきました…ヾ(;×ω×|||)ノ
>蛹便が出ない羽化
→何回か経験しました。
私自身尿閉患者でカテーテルを使用する時もあるせいか
”塞がっている所を取り除いてあげよう”という発想で、
手術を実施した2件どちらもナミアゲハのオスでしたが
ピンセットで広げると生殖器より上にこげ茶色の●があり、
これが詰まっている事で蛹便が出ません。
かなり細いピンセット(※私はセリアのネイルコーナーの)で
取り除くと蛹便が出てでぶっちょだった子が通常体系に。
※写真撮りましたがここは添付出来ない様です。
自分自身膀胱破裂寸前というモロ危険な所までいき大変な思いをしました…。
本当に苦しいので次経験したら救ってあげて欲しいです^^
今後共どうぞよろしくお願い致します☆
大変貴重な情報をありがとうございます。
糸掛けしなかった前蛹から「ウジャウジャ白い幼虫が出てきました」。これは小さいうじ虫が大量に出てきたということでしょうか?
蛹便が出ない理由は糞詰まりだったんですね。極細のピンセットで除去できるとのこと。購入先まで教えてくださり、助かります。セリアはすぐ近所にありますので。
この情報はブログやSNSで共有させていただきます。お体お大事になさってください。ありがとうございました。