アゲハ飼育日誌2020年第42稿:
秋になりました。
これから台風シーズン。アゲハには厳しい季節の到来です。
今回は羽化の話が4つ。前半はアゲハではありません。
チャハマキ
2020.8.27
前々回の日誌 に書いたチャハマキが羽化。
ビン刺しのビンにとまっていました。
全長1cm。クスアオシャクと違って、地味な蛾。
私は蛾には興味がありませんが、かみさんは可愛いと言っています。
どうですか?
付きもの
2020.8.30
アゲハの代表的な寄生虫、付きもの、ヤドリバエ。
蛹はいつも捨てていましたが、一度成虫を見てみようと思い、1個だけ取っておきました。
死んでいます。
1.3cm。イエバエよりひと回り大きい、と聞いていたとおり。
ビンに入れていて、どうしようかと思っているうちに、死んでいました。
クロアゲハの蛹から出てきたのが、確か8月14日か15日で、羽化したのは28日。小さい割に時間がかかるんですね。
この前のギンケハラボソコマユバチは6日で羽化しましたので、倍以上かかっています。
調べてみたら、これはブランコヤドリバエで間違いなさそうです。
ハエ目ヤドリバエ科ヤドリバエ亜科ブランコヤドリバエは、大型のチョウ目幼虫に寄生、幼虫の表皮に卵を産み付ける、蛹化から羽化までは2週間から1か月とのこと。
ヤドリバエっていろんな種類があるんですね。
蝶や蛾が好きな人はたくさんいますが、蠅が好きな人っているのでしょうか。
蠅愛好家。会ったことはありませんが、きっといるでしょうね。
追記(2020/11/25):
ブランコヤドリバエと外見がよく似ているマダラヤドリバエというのがいます。うちで孵化したのに寄生されたアゲハもいるので、前掲のハエは食草に産卵するマダラヤドリバエのほうかもしれません。
青い鱗粉も
2020.8.30
クロアゲハ羽化。たぶん今季5頭目くらいです。
今頃になって気づきましたが、青い鱗粉も少しあるんですね。
これは雄でも雌でもあるのか。
後翅の表側にも赤い斑点あれば雌ですが、これはどっちなのかわかりません。
そう言えば、クロアゲハの雄雌は気にしたことがなかったのでした。
脱走続く
2020.8.31
今年はワンダリング(蛹化の場所探し)でよく脱走されます。
ビン刺しで飼育しているので、脱走はある程度仕方ないのですが、今年は飼育数が多いのかもしれません。
かみさんはいつも糞の形状をチェックしていますが、数が多いと見落としがあります。
大抵は見つかりますが、今のところ2匹が行方不明になり、先日1匹目は無事羽化。
今回2匹目も無事羽化。
狭い空間の壁にとまっていました。
蛹の脱け殻を探すと、
プリンターの裏に張り付いていました。
散々捜し回り、この空間も見ているはずですが、壁のほうしか見ていなかったようです。
この日の夜、また2匹脱走。
1匹は見つけましたが、1匹は行方不明に。
羽化した時に翅が傷付かない場所にいればいいのですが。
逃亡者 夏の終わりに 顔を出し
2020/9/3
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