アゲハ飼育日誌2019年第45稿:
今日は曇天。羽化ラッシュは一休み。
このところアオスジアゲハが増えてきて、また”幸せな音”( 第3稿 )が聞こえてくるようになりました。
洗面台のクロアゲハ羽化
2019.10.1
前々回の日誌 に書いた洗面台のクロアゲハが羽化。
あざやかな緑色だった蛹はすっかり黒くなり、一部は黄緑色に変わりました。
脱け殻が枝にくっついたまま残っています。
洗面台では羽化できないのでダンボール箱に移動。いつの間にか羽化していました。
緑色のおしっこ2滴。
夕方ベランダから放すと下のほうに飛んでいき、植え込みの草にとまりました。
まだ飛ぶ準備ができていなかったか。こんな低い所にいて、猫に襲われなければいいのですが。
夜帰宅した時にはいなくなっていました。
寄生続く
アオスジアゲハの飼育は再開したものの、寄生ラッシュは相変わらず続いています。
タマゴコバチ
2019.10.1
前回の日誌 に書いた、幼虫6匹と一緒に採取した卵は2個とも寄生されていました。
これは寄生卵4つから出てきたタマゴコバチ。
2つはナミアゲハの卵です。
これでタマゴコバチの羽化を見たのは今季3度目。1回目は卵3個から2匹、2回目は卵1個から7匹、今回は卵4個から19匹。
タマゴコバチの詳細に関してはこちらの記事をご覧ください。
ヤドリバエ
2019.10.5
幼虫6匹のうち、3匹は蛹化しましたが…
このうち1匹にヤドリバエの影が現れ、寄生確実の様相となりました。
またあれを見るのは厭なので、袋に入れてゴミ箱へ。
見たい方は 前回の日誌 をご覧ください。
同じ所で孵化した幼虫残り5匹。果たして何匹羽化できるか。
角で蛹化する強者
2019.10.3
アクリルケースの壁に糸掛けをする幼虫は時々いますが、壁の角に糸掛けする幼虫は稀です。
強者の蛹。
アクリルケースの壁で蛹化する蛹は、大抵あざやなか緑色になります。
あとがき
最近Yahoo!知恵袋で、「アゲハチョウが全部羽化したら、食草の葉っぱが無くなってしまう。自然界はよくできている」といった内容の回答を目にしました。
なるほど。
アゲハチョウが羽化する確率は1~2%で、バランスが保たれているということ。
タマゴコバチもヤドリバエも生態系の一部。
2019/10/8,2022/2/5
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