アゲハ飼育日誌2019年第33稿:
まだ蛹のほうが多い状態ですが、卵と幼虫は徐々に増えてきました。まだ8月初旬。どこまで増えるか。
本稿のトピックはいずれも前回の続き。卵と幼虫、蛹のその後。
貴重な卵と幼虫
前回の日誌 に書いた貴重なアオスジアゲハの卵2つと幼虫1匹。
卵明暗
2019.8.3~5
卵は明暗が分かれました。1つはおそらく孵化しません。

同じ蝶から一緒に産まれたのに、色がぜんぜん違ってきました。上のほうは産卵から3日目でこの色。明らかにおかしい。
アゲハの卵は孵化が近づくと黒ずんできますが、それとは違う空疎な黒ずみ。おそらく死んでいます。
翌日、下のほうの卵は無事孵化しました。

1つは孵化して、1つは孵化しなかったのはなぜか。同じ親から産まれて1つだけ無精卵のわけはなく、産卵直後一緒に採取して1つだけ寄生されているとは考えられず。
そういうもんですか。
幼虫はすくすく
2019.8.5
幼虫のほうはすくすく成長しています。

これは3齢から4齢に脱皮したところ。

これって、「あっかんべー」しているように見えませんか? 😝
「あっかんべー」は糞詰まりだったんですね。
10匹中2匹羽化
前回の日誌 に書いた10匹の蛹のうち2匹が羽化しました。
薄緑の蛹
2019.8.3
最初に羽化したのはナミアゲハ薄緑の蛹でした。


これは張り付いた枝が明るい茶色だったせいか、淡い緑色の蛹になり、ぜんぜん擬態になっていませんでした。
明るい茶色になるのは難しかったのか。人工的な空間で、うまく擬態できなかったのでしょう。天敵はいないので問題ありませんが。
茶色の蛹
2019.8.4
次に羽化したのはナミアゲハ茶色の蛹。


前述の蛹と違い、これは見事な擬態でした。

これも。
あとがき
前回の日誌で書いたカブトムシには、思わぬ反響がありました。甲虫が好きな人は男性が多いようですね。
「男はいくつになっても子供」とよく言われますが、こんなところでもそう感じます。
もちろん、私も。
2019/8/6,2022/2/4
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