アゲハ飼育日誌2019年第35稿:
お盆休み。都内は車がめっきり減りました。
田舎も休みもないうち夫婦は日常の連続。アゲハたちと同じ。
幸せな音再び
2019.8.9
このところ、すっかり聞こえなくなっていた”幸せな音”(幼虫が葉っぱを食べる音)。やっと聞こえてくるようになりました。

新入りの幼虫たち。アオスジアゲハの2齢幼虫2匹、3齢幼虫1匹、4齢幼虫1匹。これ以外に終齢幼虫が2匹。
これでまたしばらくの間、幸せなキチキチ音を聴きながら眠れそうです。
黄色かった卵
前回の日誌 に書いた黄色い卵は、3個中2個が寄生されていました。
3個中2個寄生
2019.8.10
このとおり。

健康な卵。孵化間近。

中に寄生虫の蛹(?)がひしめく卵。

中から寄生虫が出てきそうな卵。やはり自然界は厳しいですね。
2番目の卵は袋に入れて、観察することにしました。

一緒に採取した黒い卵のうち、1個はこうなっていました。

大きな穴が開いていて、すでに寄生虫が出た後のようです。ということは、家の中で生息しているかもしれません。おそらくタマゴコバチでしょう。
ほかの卵に寄生されないか不安です。
1個は無事に孵化
2019.8.11
翌日、前掲Aは無事に孵化しました。

こうやって拡大して見ると、最初は毛虫のようですね。まだ、しゃもじ型にはなっていません。
これが脱皮して2齢幼虫になると、「ガングロしゃもじ」になります。
先住者は危険?
2019.8.11
アゲハの写真を撮っていたら、馴染み深い先住者が近づいてきました。
ほとんどの家にいつの間にか住み着いているトビグモ。
「トビグモ」は通称で、正式名称はハエトリグモ。写真のクモはアダンソンハエトリグモ、日本の家屋にいる代表的なハエトリグモです。
昔は見つけるとすぐに殺していましたが、ダニを食べる益虫と知ってからは殺さなくなりました(コバエや小さいゴキブリも食べるらしい)。と同時に、可愛くなったから不思議です。
アゲハの卵や幼虫に悪さをしないかどうか調べてみたところ、動く生き物しか食べないそうなので、大丈夫そう。タマゴコバチを食べてくれたら嬉しいのですが。
共存共栄を願います。
2019/8/12,2022/2/5
コメント