アゲハ飼育日誌2020年第39稿:
今回は悲話が3つ。前にもありました。
あしからず。
室内蝶没
2020.8.8
硬直した状態から蘇生したアオスジアゲハ( 今年の日誌36稿 )が死にました。
朝、窓の下で


こうなっていました。
羽化したのは7月22日だったので、18日の短命。
その間、旅立つ仲間を何匹見送ったことか。
蛹になれなかった幼虫
2020.8.8
3日前に、こんなツイートをしました。
今日この幼虫が死にました。

寄生されている様子はありません。
突然葉っぱを食べなくなり、ほとんど動かなくなり、死ぬわけでもない。という状況から推し量ると、HANAさんのコメントにある「蛹化するためのホルモン?がくるってしまい…」という説がしっくりきます。
蛹化のスイッチは入ったものの神経伝達物質の異常で、ガットパージ以降一連の行動に移らなかったのかもしれません。
長年アゲハの飼育をしていますが、初めて見るケースでした。
幼虫から幼虫
2020.8.9
ナミアゲハの3齢幼虫から、寄生バチ(おそらく)の幼虫が出てきました。
糸を吐きながら這行。
このあと、予想どおり繭を作り始めました。
糸を輪っかにして、尻に引っ掛けました。器用ですね。
このあと、うねうねしながら糸を紡いで、繭を編んでいきます。
2時間後。気がついたら、繭の形になっていました。
ずっと見ていたわけではありません。(笑)

翌日、カチカチに頑丈な繭に。
マクロレンズで覗いてみたら、中でまだ糸を吐いていました。
いったい、いつまで吐き続けるのか。
幼虫から出てくる寄生虫は稀ですが、初めて見たわけではありません。
昨年はアオスジアゲハの幼虫から出現。それはぶら下がりながら空中で繭を作りました。
おそらく同種の寄生バチでしょう。
興味のある方はこちらの記事をご覧ください。
余聞
先月末にツイッターで、ヤドリバエに寄生されながら羽化した蝶の話がありました。
そんな話はこれまで聞いたことがなく、類例も見つからなかったのですが、Yahoo!知恵袋に興味深い回答がありました。
ご覧になりたい方は こちらの記事 に貼ってあるリンクから覗いてみてください。
最近、Yahoo!知恵袋は頼りないと思っていましたが、この件で見直しました。
2020/8/11,2022/2/12
コメント