アゲハ飼育日誌2023年第24稿:
約3か月半のご無沙汰でした。9月半ばの下書きに、適当にはしょりながら加筆します。
■疑似ガットパージ
■疑似羽化目前
■短日処理の盲点
■絶滅回避
■終齢幼虫の最小記録更新
■イモ活年越しは初めて
■今後の飼育日誌
疑似ガットパージ
2023.9.10~11
アオスジアゲハの幼虫が疑似ガットパージ。
そもそもアオいもが下痢便をすることは、皆無ではありませんが、滅多にありません。まだ体の透明度が低いので、これは明らかにガットパージではなく、アオいもによくある病的な排泄。
こうなる幼虫は死にます。
約10時間後、さらに透明の粘液を排泄。
翌日には瀕死の状態。このまま死にました。
相変わらず、アオいもは弱っちい。
疑似羽化目前
2023.11.8~9
今度は疑似羽化目前。これもアオスジアゲハ。
翅が見えてきましたが、どうもおかしい。
ライトで透かしてみたら、翅だけ? 胴体が見えません。
殻を剥がしてみたら、
こうなっていました。
この時期になると発育が悪くなり、生命力も弱くなります。
「成長なくして成功なし」。
短日処理の盲点
2023.11.17~
今年は11月に入ってもだらだらと羽化が続き、短日処理をしているのに何でだろうと思っていたら、思い当たることがありました。
今年は5齢幼虫になったら短日処理をやめていたのですが、それが原因でしょう。それ以外に考えられません。
越冬ホルモンが出るのは3齢幼虫の時までと聞いていたので、5齢幼虫に短日処理をする必要はないと思っていたら、どうも違うようです。盲点でした。
かみさんに「本当に大丈夫なの?」と確認されて、「大丈夫なはず」と答えたような気がします。
信じた私がバカだった。
昨年はガットパージまできっちり短日処理をしたので、最後に羽化したのは10月6日。
今年は11月に入っても、アオスジアゲハ6頭、ナミアゲハ2頭が羽化。さすがにもう放蝶できません。交尾されたら大変なので、あわてて飼育ネットを買い足しました。
今回学んだこと:
- 短日処理は5齢幼虫までやらないと羽化してしまう。
- アオスジアゲハは確実にそう。ほかのアゲハチョウはわからない。
ナミアゲハも羽化しましたが、外から連れてきた幼虫も混じっていたので、短日処理のせいとは断定できません。
11月17日に羽化したアオスジアゲハ。成虫の飼育は2年ぶり。
絶滅回避
2023.11.23
今年の日誌19稿 で絶滅を案じたジャコウアゲハ。生き延びていました。
かみさんが保護した蛹3匹。
うちで把握しているジャコウアゲハ唯一の生息地で繁殖を確認。喜ばしいことですが、放蝶が面倒臭い。
終齢幼虫の最小記録更新
2023.12.2~
我が目を疑うほどの極小5齢幼虫。
なんと、1.3cm。アオスジアゲハの5齢幼虫。突起が白いので、間違いありません。
寒くなると食べる餌の量が減りますが、ここまで小さいとは。これまでのうちの最小記録はナミアゲハ1.5cmでした。( 飼育日誌1918 )
お面を並べてみると、この幼虫がいかに小さいか、よくわかります。
上の2つが通常サイズ、下が今回の幼虫のお面。
この幼虫はなんと、もう1回脱皮して、6齢幼虫になりました。我が家初の過齢幼虫です。
その後、蛹になれたのかどうか不明とのこと。最後まで追跡できず、残念。うちらしい。(笑)
イモ活年越しは初めて
2023.12.30
年の瀬。
この時点で、我が家にはアオスジアゲハの5齢幼虫4匹と、クスアオシャク蛹化目前の幼虫が1匹います。
年をまたいでのイモ活は初めて。
なんでこんなことになったのか。かみさんが外で見かけた幼虫を放っておけず、みんな連れてきてしまうからです。
見てしまったら、放っておけない。
成虫の飼育は、最後のナミアゲハが12月23日に死んだので、年越しは無し。
一番長く生きた蝶でも1か月足らず。全員短命でした。
今年の冬、我が家ではアオいも席巻。
今後の飼育日誌
我が家のイモ活はずっと続いているのに、なんで3か月半も飼育日誌を書かなかったのか。情報商材を買ったからです。
ツールを使うのに毎月そこそこの料金を支払うようになったので、新たなブログを立ち上げたり、アフィリエイトの記事を書いたりで、なかなかこっちまで手が回りません。
今回はこういうことも書きたかったので、年内に間に合うように、けじめとして書きました。来年以降どうなるか。このブログの運営は続けますが、飼育日誌は書かないかもしれません。
純広告掲載のオファーでもあれば、俄然このブログもやる気が出るのですが。お知り合いに、虫かごとかイモムシや蝶のグッズとか売っている会社の人がいたら、当サイトを紹介してください。(笑)
2023/12/30,2024/5/9
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