アゲハ飼育日誌2019年第53稿:
去年のアゲハ飼育は10月末で終了しましたが、今年はまだ幼虫がいます。
かみさんは「この時期になってもまだ世話をできるなんて」と言って喜んでいます。
切れた背中のV字
2019.11.12~14
前回の日誌 で「今季最後の雄姿にして美形」と書いたナミアゲハの幼虫ですが、背中の模様がちょっと変でした。
通常、背中のV字ラインはセンタリングされていますが、このとおり途中で切れています。
今までになかった模様なので心配していたら、前蛹もこのとおり、
固定したおしりの位置がずれていました。
通常、頭とおしりは直線上にあります。模様だけでなく、中身もおかしいのか。
これで心配の度合いが深まりましたが、
無事蛹になりました。
気にしすぎ。
アケビコノハ擬態
2019.11.13
蛾にはあまり興味がないのですが、これには驚きました。
右側
左側
調べてみたところ、アケビコノハという蛾でした。
どう見ても枯れ葉にしか見えません。ほのかな緑色の斑点まで入っている精巧さには脱帽。
それでも上から見ると、このとおりバレバレ。
触覚が出ていて、ナマズのようにも見えます。
今年の日誌9稿 に書いたとおり、蝶と蛾の見分け方はいろいろありますが、擬態の巧みさも蛾の特徴に加えたほうがいいのではないか。
ベランダ組全員蛹化
2019.11.13~15
ベランダのアオスジアゲハが全員(5匹)蛹化しました。
これは最後の1匹。
11月13日。糸掛けが済んだ前蛹。
アオスジアゲハはナミアゲハのように、くの字にはなりません。
11月15日。最後の脱皮終了。
残りは玄関のダンボール箱にいる幼虫3匹。
蛹になるのはだいぶ先になりそうです。
ダンボール組全員終齢
2019.11.17
最年少のアオスジアゲハが終齢幼虫になりました。
これで我が家にいるアゲハの幼虫はすべて最終形態になり、近々ベランダの鉢植えに移します。
かみさんの約半年続いた餌やりは間もなく終了。
ヤドリバエやなんとかバチは、4階までは来ないだろうと思っていますが、考えが甘いか。
ベランダの先発5匹は今のところ大丈夫そうなので、楽観視しています。
おまけ
今年の日誌47稿 に書いた「第3の寄生虫」、なんとかバチの幼虫は羽化しませんでした。
どんな成虫が出てくるのだろうかと楽しみにしていたのですが、ビニール袋に入れたままにしていたからでしょう。
悪いことをしてしまいました。
2019/11/19,2022/2/6
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